「洗濯物をたたむのが大変です。できるだけたたまない家にできますか?」
できます。
特に家族4人・5人になると、
洗濯する。
乾かす。
取り込む。
そして、
たたむ。
この作業が毎日かなりの負担になります。
だから家づくりでは、
「どこでたたむ?」だけでなく、「そもそも、たたまなくていい方法はない?」
と考えてみます。
洗濯物は全部たたむ必要がある?
例えば、
Tシャツ。
シャツ。
ブラウス。
ワンピース。
制服。
などは、
ハンガーのまま収納できます。
タオルも家庭によっては、簡単にまとめて棚へ置くだけ。
下着・靴下も、
きれいにたたまず、
個人別のボックスへ入れる
という方法があります。
洗濯物を3種類に分ける
例えば、
① ハンガー収納
シャツ。
Tシャツ。
制服。
上着。
② ボックス収納
下着。
靴下。
パジャマ。
③ たたむ物
一部の衣類。
タオル類など。
こうすると、
「全部たたむ」から「必要な物だけたたむ」
へ変えられます。
干したハンガーをそのまま使う
室内干しの場合、
洗濯機。
↓
ハンガーへ掛ける。
↓
乾燥。
↓
ハンガーのままクローゼット。
これなら、
取り込む。
ハンガーから外す。
たたむ。
収納する。
という工程を減らせます。
ハンガーを統一するとさらにラク
洗濯用。
収納用。
でハンガーを分けると、
乾いた後に掛け替える作業が発生します。
同じハンガーを、
干す→収納
まで使えるようにすれば、一工程減らせます。
乾燥機を使う場合は?
乾燥機から出した衣類を、
全部床へ。
↓
全部たたむ。
では、結局大変です。
例えば、
乾燥機から出す。
↓
タオルは棚。
↓
下着は家族別ボックス。
↓
ハンガー衣類だけ掛ける。
というように、
乾燥機の出口で分類する
とラクになります。
「家族別ボックス」という方法
例えば、
父。
母。
長女。
長男。
それぞれのボックスをつくる。
乾いた下着・靴下などを、
家族ごとに入れるだけ。
各自が自分で管理する仕組みにすれば、親が全部きれいにたたんで配る必要もありません。
タオルはどこへ収納する?
タオルを、
洗濯。
↓
乾燥。
↓
たたむ。
↓
2階収納。
↓
入浴時に1階へ。
では無駄な移動です。
使うのが洗面・浴室なら、
ランドリー近くにタオル収納
をつくります。
パジャマも脱衣室でいい?
夜しか使わないパジャマ。
入浴時に着る。
なら、
寝室より、
脱衣室・ファミクロ周辺
に置く方が便利な家庭もあります。
子どもの服も全部親が管理しない
小学生になったら、
自分のボックスから服を取る。
自分で戻す。
という仕組みにする。
家事ラクは、
親が効率よく全部やることではなく、家族が自分でできることを増やすこと
でもあります。
たたまない収納にはスペースが必要
ここは注意点です。
たたんで引き出しに入れるより、
ハンガー収納の方が、
横方向の収納幅を多く必要とする場合があります。
だから、
「たたまない暮らしにしたい」
なら、クローゼットのハンガーパイプ長をしっかり確保します。
ファミクロの「帖数」だけでは分からない
3帖のファミクロ。
でも、
入口2か所。
通路。
窓。
がある。
結果、ハンガーパイプは短い。
これではたたまない収納ができません。
重要なのは、
何帖ではなく、何m掛けられるか。
です。
すべてをたたまない必要もない
全部ハンガー。
全部ボックス。
と極端にする必要はありません。
例えば、
よく着る服
→ ハンガー
下着
→ ボックス
季節物
→ たたんで収納
という使い分けでも十分です。
よくある失敗例
ランドリールームに大きな「たたみ台」をつくった。
でも毎日、
家族4人分をたたむ。
↓
各部屋へ運ぶ。
この作業は変わらない。
数年後、
「たたむ場所をつくるより、たたまなくていい収納にすればよかった」
と感じた。
チェックポイント
- 本当に全部たたむ必要があるか
- ハンガー収納できる衣類を分けたか
- 下着・靴下をボックス収納できるか
- 家族別収納を考えたか
- タオルを使う場所に収納できるか
- パジャマ収納を考えたか
- 干すハンガーをそのまま使えるか
- ハンガーパイプの長さを確認したか
- 家族自身で片付けられるか
- 「たたむ場所」より「たたまない方法」を検討したか
まとめ
洗濯物をたたまない暮らしは、
十分可能です。
ポイントは、
たたむ家事を上手にすることではなく、たたむ必要のある衣類を減らすこと。
住宅会社へ、
「ランドリーにたたみ台をつけてください」ではなく、「家族4人の衣類を、ハンガー収納・ボックス収納・たたむ物に分けた場合、どのくらい収納幅が必要ですか?」
と聞いてみる。
洗う→乾かす→たたむ→配る
から、
洗う→乾かす→そのまま戻す
へ。
これが洗濯家事を大きく減らす考え方です。
















