「在宅ワークもあるので、とりあえず書斎を作っておいた方がいいですよね?」
コロナ禍以降、
在宅ワーク。
オンライン会議。
副業。
ゲーム。
読書。
趣味。
などのために、
書斎が欲しい
というご要望が増えました。
自分だけの小さな部屋。
憧れる方も多いと思います。
しかし、
書斎は「あると便利そう」という理由だけで作ると、数年後に物置になることがあります。
大切なのは、
「書斎が欲しい」
ではなく、
「書斎で何をするのか」
を具体的に決めることです。
まず使用頻度を考える
在宅勤務が、
週5日。
週2日。
月に数回。
ほとんどない。
では、必要な書斎は違います。
毎日8時間仕事をするなら、
独立した個室に価値があります。
しかし月に数回パソコンを使うだけなら、
LDKの一角にカウンターを作る方が使いやすい
場合もあります。
「何畳必要?」より机から考える
書斎も、
2畳。
3畳。
4畳。
という数字から考えないことです。
まず、
パソコン。
モニター。
プリンター。
書類。
本。
など、何を置くのか確認します。
そして、
必要なデスクサイズ+椅子を引くスペース
から必要面積を考えます。
狭すぎると長時間仕事がつらい
「書斎だから1畳でもいい」
と極端に小さくすると、
椅子を引けない。
収納がない。
モニターとの距離が近い。
圧迫感がある。
ということがあります。
短時間の作業なら問題なくても、
毎日何時間も働く場所
なら、快適性まで考える必要があります。
逆に広すぎるともったいない
書斎を6畳。
大きなデスク。
本棚。
ソファ。
まで配置。
しかし在宅勤務は月に数回。
ほとんど使わない。
となれば、
その6畳を、
収納。
ランドリー。
子どものスペース。
などへ使った方が良かったと感じる可能性があります。
オンライン会議なら音が重要
書斎でオンライン会議をするなら、
広さ以上に、
音
が重要です。
LDKのテレビ。
子どもの声。
食洗機。
洗濯機。
などが入らないか。
逆に、
自分の会議の声が寝室や子ども部屋へ響かないか。
を確認します。
背景まで考える
オンライン会議では、
カメラに映る背景もあります。
書斎を作ったのに、
背後が収納。
ドア。
生活用品。
で、毎回バーチャル背景を使う。
ということもあります。
在宅勤務を目的にするなら、
座る位置+カメラ方向+背景
まで図面上で考えておくと使いやすくなります。
コンセントは特に重要
書斎では、
パソコン。
モニター。
スマートフォン。
プリンター。
デスクライト。
充電器。
など、電源を多く使います。
机を置く位置を決めてから、必要なコンセントを計画します。
LAN・Wi-Fiも確認する
オンライン会議や大容量データを扱うなら、
通信環境も重要です。
家の端に書斎を作った結果、
Wi-Fiが弱い。
オンライン会議が途切れる。
では困ります。
書斎位置と、
ルーター。
有線LAN。
Wi-Fiアクセスポイント。
なども一緒に考えます。
窓の位置にも注意
パソコンの正面に窓。
西日がモニターへ当たる。
背後から強い光が入る。
という配置では、画面が見にくくなることがあります。
書斎の窓は、
明るさだけでなく、
パソコン作業との関係
まで考えます。
仕事をしなくなった後どう使う?
今は在宅勤務。
でも、
転職。
退職。
働き方の変更。
で、将来書斎を使わなくなる可能性があります。
そのとき、
収納。
趣味室。
家事スペース。
子どもの勉強場所。
などへ変更できれば、無駄になりにくくなります。
一つの用途に固定しすぎないこと
もポイントです。
よくある失敗例
「注文住宅なら書斎が欲しい」
という憧れで3畳の個室を作った。
新築時は嬉しくて使っていた。
しかし在宅勤務は月に数回。
普段はダイニングでパソコンを使う方が便利。
数年後、
書斎には、
段ボール。
季節用品。
使わない家具。
が置かれ、
実質的な納戸になってしまった。
原因
「書斎を持つこと」が目的になり、「何時間・何のために使うか」を考えなかったことです。
後悔しないためのチェックポイント
- 書斎を何のために使うか
- 週に何時間使うか
- 個室である必要があるか
- デスクサイズを決めたか
- 椅子を引くスペースがあるか
- オンライン会議の音対策を考えたか
- カメラ背景を考えたか
- コンセントは十分か
- Wi-Fi・LAN環境を考えたか
- 将来別用途へ変更できるか
まとめ
書斎で大切なのは、
「あること」ではなく、「使うこと」です。
毎日仕事をするなら、
集中できる個室。
たまに使うなら、
LDKのワークスペース。
趣味中心なら、
趣味に合った収納や設備。
必要な形は違います。
だから、
「書斎は何畳にしますか?」ではなく、「そこで何を、週に何時間しますか?」
と考える。
憧れの部屋を作るのではなく、
本当に使う場所を作る。
それが、書斎を物置にしないための一番のポイントです。
















