よくある質問

断熱材は30年・40年経つと性能が落ちるの?

「高性能な断熱材を入れても、30年後には断熱性能がかなり落ちてしまうんですか?」

家は30年、40年と住み続けるものです。

そのため、

「新築時の断熱性能が、将来も維持できるのか?」

は重要なポイントです。

断熱材にはさまざまな種類があり、材料ごとに性質も異なるため、

「断熱材は○年で性能がなくなる」と一律には言えません。

大切なのは、

断熱材そのものの性能だけではなく、適切な施工と壁内環境を長期間維持できること

です。

断熱材は種類によって性質が違う

住宅では、

グラスウール。

吹付ウレタン。

ボード系断熱材。

など、さまざまな断熱材が使用されます。

それぞれ、

熱の伝わりにくさ。

湿気に対する性質。

施工方法。

などが違います。

そのため、

断熱材の商品名だけで耐久性を判断しないこと

が重要です。

施工状態が長期性能に関係する

例えば、

断熱材に隙間がある。

必要な厚みがない。

施工状態が不適切。

という状態なら、新築時から本来の性能を十分に発揮できません。

 

設計性能だけではなく施工品質が重要

という考え方を重視しています。

つまり、

30年後の心配をする前に、新築時に正しく施工されていること

が大前提です。

湿気・内部結露にも注意

長期的な断熱性能を考えるうえで重要なのが、

壁の中の湿気です。

壁内部で湿った状態が長期間続けば、

断熱材。

木材。

その他の壁内部。

へ影響する可能性があります。

そのため、

断熱。

気密。

防湿。

通気・乾燥。

をセットで考えることが重要です。

吹付ウレタンも壁全体で考える

吹付ウレタンでは仕様や工法によって、室内側に別途気密シートを施工しないケースがあります。

しかし気密シート・防湿シートには、壁の構成によって、

室内の水蒸気が壁内部へ入り込むのを抑え、内部結露のリスクを下げる役割

もあります。

だから、

「吹付ウレタンだから長期間安心」と材料だけで判断しないこと。

気密層。

防湿層。

壁の構成。

まで確認する必要があります。

気密性能の維持も重要

断熱材が正常でも、長期間の間に住宅の隙間が増えれば、冷暖房効率などに影響する可能性があります。

Q94でもお話ししたように、

新築後の、

エアコン工事。

配線追加。

リフォーム。

などで気密層を貫通する場合は、適切な処理が重要です。

つまり長期性能は、

断熱材だけではなく、断熱+気密を維持すること

で考えます。

雨漏り・水漏れを放置しない

断熱材や構造を長く守るためには、

雨漏り。

配管からの水漏れ。

外壁からの浸水。

などを早期に発見することも重要です。

 

定期点検・メンテナンス

が必要になります。

よくある失敗例

「高性能な断熱材を使っているから30年間安心」

と思い、

壁。

屋根。

床下。

換気。

などをほとんど点検していなかった。

問題は断熱材の商品そのものではなく、

住宅全体を長期間どう維持するかを考えていなかった。

原因

断熱性能の耐久性を「断熱材だけの問題」と考えてしまったことです。

後悔しないためのチェックポイント

  • 断熱材の種類・仕様を確認したか
  • 施工中の断熱状態を確認したか
  • 気密層を確認したか
  • 防湿層を確認したか
  • 内部結露対策を考えたか
  • 雨漏り・水漏れを点検できるか
  • リフォーム時に気密層を守れるか
  • 定期点検を行う計画があるか

まとめ

30年・40年後の断熱性能を考えるとき、

断熱材の耐久性だけを見ないことが重要です。

断熱材。

施工品質。

気密。

防湿。

内部結露対策。

雨漏り対策。

定期点検。

これらをセットで考える。

「新築時に高性能な家」ではなく、「高い性能を長く維持しやすい家」をつくる。

これが、本当の意味で長く暮らせる高性能住宅につながります。

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