「年収600万円で子どもが2人います。土地と建物を合わせて、家にいくらまでかけても大丈夫ですか?」
結論
年収600万円でも、
「家は○○万円までなら大丈夫」と年収だけでは決められません。
特に子ども2人の家庭では、
住宅費と教育費が重なる時期
を考えて予算を決めることが重要です。
子ども2人なら「今」より「将来」を見る
家を建てるとき、
子どもが3歳と5歳。
↓
教育費はまだ比較的小さい。
しかし10年・15年後には、
中学校。
高校。
大学。
など教育費が増える可能性があります。
住宅ローンはその時も続いている
35年ローンなら、
子どもの大学進学時にも住宅ローンを返済している可能性があります。
つまり、
住宅ローン+教育費
が同時に家計へかかります。
家の総額と住宅ローンは分けて考える
例えば家づくり総額が3,500万円でも、
自己資金500万円。
住宅ローン3,000万円。
という場合があります。
逆に自己資金をほとんど使わなければ、借入額は増えます。
だから、
家の総額だけでなく、住宅ローンをいくら残すか
まで考えます。
※金額は説明用の例です。
貯金を全部頭金にしない
例えば貯金が500万円ある。
↓
500万円全部を頭金。
↓
新築後の現金がほぼゼロ。
これは慎重に考えたいところです。
入居後にもお金は必要
新居では、
家具。
家電。
引越し。
外構追加。
車。
教育費。
急な病気・休職など。
予想外の支出が発生する可能性があります。
そのため、
住宅購入後も一定の現金を残す
ことが重要です。
子ども2人なら教育方針も確認
公立中心?
私立も考える?
大学は自宅通学?
県外進学も考える?
によって必要資金が大きく変わります。
住宅会社が一方的に決められる数字ではありません。
共働きなら収入減少も想定
現在、
夫600万円。
妻にも収入。
という家庭でも、
住宅予算を世帯収入いっぱいまで広げるのは慎重に考えます。
育児。
転職。
時短勤務。
介護。
などで収入が変化する可能性があるからです。
車2台なら買替え時期も考える
例えば、
住宅設備交換。
子どもの大学進学。
車の買替え。
が同じ年に重なると、大きな支出になります。
家計シミュレーションでは、
支出が重なる年
を見ることが重要です。
住宅性能を削ればいい?
予算を下げるために、
断熱。
耐震。
窓。
など、後から変更しにくい部分を最初に削るのは慎重に考えます。
設備や内装など後から交換しやすいものと、
建築後に変更しにくい性能
を分けて予算調整します。
「家を買えるか」ではなく「生活を続けられるか」
住宅ローン返済後に、
毎月貯蓄できる。
教育費を準備できる。
車を買い替えられる。
旅行へ行ける。
外食もできる。
老後資金も残せる。
この状態を目指します。
チェックポイント
- 子ども2人の教育費を考えたか
- 大学進学時までシミュレーションしたか
- 住宅ローンと教育費が重なる時期を見たか
- 手元資金を残したか
- 車の買替えを入れたか
- 設備交換費を考えたか
- 共働き収入を過信していないか
- 収入減少も想定したか
- 老後資金を確保したか
- 住宅購入後も毎月貯蓄できるか
まとめ
年収600万円・子ども2人なら、
「年収600万円だから家は○○万円まで」
という決め方をしないこと。
見るべきなのは、
今の年収ではなく、住宅ローンを返しながら子ども2人を育て、老後資金まで準備できるか
です。
住宅会社には、
「いくらまで家を建てられますか?」ではなく、「子ども2人の教育費・車・住宅修繕・老後資金まで入れた場合、家づくり総額はいくらまでなら無理がありませんか?」
と相談する。
家の予算は、住宅ローンが払える上限ではありません。
家族がやりたいことを続けられる上限です。
これが子育て世帯の住宅予算を考える基本です。
















