「年収400万円なら、住宅ローンはいくらまで借りても大丈夫ですか?」
この質問で一番重要なのは、
「いくら借りられるか」と「いくらなら無理なく返せるか」は違う
ということです。
結論
年収400万円だから、
「住宅ローンは○○万円まで安全」
と年収だけで決めることはできません。
見るべきなのは、
手取り収入
+生活費
+教育費
+車
+保険
+貯蓄
+老後資金
+住宅維持費
です。
銀行の審査額=安全な予算ではない
住宅ローン審査では、
年収。
年齢。
勤務状況。
他の借入。
返済期間。
金利等。
などから融資可能額が判断されます。
でも銀行が、
「この金額まで貸せます」
と言ったから、
「この金額まで借りても生活に余裕があります」
という意味ではありません。
住宅ローン以外にも家のお金はかかる
例えば住宅ローンが月8万円でも、
実際の住宅費には、
固定資産税等。
火災・地震保険。
修繕積立。
設備交換。
光熱費。
などがあります。
つまり、
住宅ローン返済額=住居費
ではありません。
今の家賃と同じなら安心?
例えば現在、
家賃8万円。
だから、
住宅ローンも月8万円なら大丈夫。
と考えがちです。
でも賃貸住宅では大家側が負担していた建物修繕などを、持ち家では自分たちで準備する必要があります。
子どもがいる家庭は教育費を見る
現在30代。
子どもがまだ小さい。
という家庭では、現在の生活費だけで住宅ローンを判断しないことが重要です。
10年後。
15年後。
には教育費が増える可能性があります。
車の費用も大きい
久留米周辺では、生活スタイルによって車を1台・2台所有する家庭も考えられます。
車には、
購入。
ローン。
保険。
車検。
税金。
燃料。
メンテナンス。
などがかかります。
住宅ローンだけで家計を見ないことが重要です。
「返済負担率」だけでも決めない
住宅ローンでは、年収に対する年間返済額の割合を見ることがあります。
ただし同じ年収400万円でも、
夫婦2人。
子ども2人。
車2台。
では生活費が違います。
だから、
返済負担率は一つの指標であって、安全額そのものではありません。
おすすめは「住宅ローンから逆算しない」
考える順番を変えます。
年収400万円。
↓
いくら借りられる?
ではなく、
毎月いくらなら、貯金・教育・旅行・外食などを続けながら無理なく払える?
から考えます。
例えば毎月の家計から考える
毎月の手取りから、
生活費。
教育費。
車。
保険。
通信。
貯蓄。
娯楽。
などを引きます。
さらに住宅購入後の、
税金。
保険。
修繕積立。
を確保。
その残りから、
無理なく払える住宅ローン返済額
を考えます。
35年間ずっと今の家計ではない
住宅ローンは長期間続きます。
その間には、
子どもの進学。
車の買替え。
住宅設備交換。
収入の変化。
退職。
などがあります。
だから、
「今払える額」より「将来も払える額」
で考えます。
金利上昇も考える
変動金利を選ぶ場合は、
現在の返済額だけではなく、
金利が上がった場合でも家計が耐えられるか
を確認しておくことが重要です。
チェックポイント
- 借入可能額だけで予算を決めていないか
- 手取り収入で考えたか
- 教育費を入れたか
- 車の維持・買替えを考えたか
- 固定資産税等を入れたか
- 火災・地震保険を考えたか
- 修繕積立を確保したか
- 老後資金を考えたか
- 金利上昇時も返済できるか
- 貯金・旅行・外食を続けられるか
まとめ
年収400万円で住宅ローンを考えるとき、
「いくら借りられる?」から始めないこと。
先に、
「毎月いくらなら、家を建てた後も無理なく暮らせる?」
を計算します。
住宅会社や金融機関には、
「年収400万円ならいくら借りられますか?」だけではなく、「固定資産税・保険・修繕・教育費まで含めても無理のない返済額はいくらですか?」
と相談する。
住宅ローンの正解は、借りられる最大額ではありません。
家を建てた後も、家族が普通に暮らし続けられる金額です。
















