「今、毎月10万円の家賃を問題なく払っています。住宅ローンも月10万円なら大丈夫ですよね?」
結論
家賃10万円を払えているから、住宅ローン10万円も安全とは限りません。
持ち家になると住宅ローン以外に、
固定資産税等
+火災・地震保険
+修繕費
+住宅設備の交換費
が必要になるからです。
家賃と住宅ローンは同じ「10万円」ではない
賃貸では、建物の外壁や屋根、給湯設備などの所有者側の修繕を、通常は入居者が直接負担するわけではありません。
しかし持ち家では、
外壁。
屋根。
給湯器。
エアコン。
食洗機。
換気設備。
などを自分たちで修理・交換します。
住宅ローン10万円なら年間120万円
月10万円なら、
年間120万円
の住宅ローン返済です。
しかし、実際の住宅関連支出は120万円だけではありません。
固定資産税等を月割りで考える
固定資産税等は毎月支払うものではありませんが、家計上は、
年間税額÷12か月
として毎月積み立てておくと分かりやすくなります。
保険も同じ
火災保険・地震保険なども、支払う年だけ大きな出費として考えるのではなく、
将来の更新まで月割りで準備する
という考え方ができます。
修繕費が一番見落とされやすい
新築直後は、
外壁も新品。
屋根も新品。
設備も新品。
そのため修繕費がかからないように感じます。
しかし10年・15年・20年と住めば、設備交換や建物メンテナンスが必要になる可能性があります。
「今払えている」だけでは判断しない
家賃10万円を払いながら、
毎月5万円貯金できている家庭。
と、
家賃10万円を払うとほとんど残らない家庭。
では、同じ家賃でも住宅ローンの安全性は違います。
重要なのは現在の貯蓄力
確認したいのは、
家賃10万円を払いながら、現在いくら貯金できているか?
です。
住宅購入後にも、
教育費。
車買替え。
住宅修繕。
老後。
のための貯蓄を続けられる必要があります。
光熱費が安くなるから大丈夫?
高断熱化や高効率設備、太陽光発電などによって、購入するエネルギーを減らせる可能性はあります。
ただし、
「光熱費が月2万円下がる予定だから、住宅ローンを2万円増やそう」
というように、将来の削減額をそのままローン返済へ回す計画は慎重に考えます。
実際の光熱費は、家族人数・生活スタイル・電気料金などでも変わります。
チェックポイント
- 現在の家賃だけで判断していないか
- 毎月の貯蓄額を確認したか
- 固定資産税等を考えたか
- 火災・地震保険を考えたか
- 修繕積立を考えたか
- 設備交換費を考えたか
- 教育費を準備できるか
- 老後資金も貯められるか
まとめ
家賃10万円と住宅ローン10万円は、同じ住居費ではありません。
住宅会社には、
「家賃10万円を払えているからローン10万円も大丈夫ですよね?」ではなく、「ローン10万円に税金・保険・修繕費まで加えると、実質的な住宅費はいくらになりますか?」
と聞く。
住宅ローンを払えるかではなく、家を維持しながら貯蓄も続けられるか。
ここまで確認して返済額を決めることが重要です。
















