「住宅ローンを少なくしたいので、貯金をできるだけ頭金に使いたいです。新築後に現金はいくら残せば安心ですか?」
結論
「全員○○万円残せば安心」という正解はありません。
重要なのは、
家を建てた直後に予想外の支出があっても、住宅ローンを払いながら生活を続けられる現金を残すこと
です。
まず「生活防衛資金」を考える
目安を考えるときは金額ではなく、
毎月の生活費の何か月分を確保するか
から考える方法があります。
必要額は、
共働きか。
収入は安定しているか。
子どもは何人か。
車は何台か。
などで変わります。
新築直後は意外とお金が出る
例えば、
引越し。
家具。
家電。
カーテン。
エアコン。
収納用品。
外構追加。
などです。
「家が完成したから大きな出費は終わり」とは限りません。
教育費は別に考える
子どもがいる家庭なら、
生活防衛資金とは別に、
高校。
大学。
習い事。
など、近い将来に使う予定のお金も考えます。
車の買替えも確認
例えば新築2年後に、
車を買い替える予定。
という家庭なら、その資金まで頭金に入れてしまうと、新たに自動車ローンが必要になる可能性があります。
住宅だけで資金配分を決めないことが重要です。
住宅の予備費も必要
新築直後は大規模修繕の可能性は低くても、
数年後から、
家電。
エアコン。
設備。
などの故障・交換が発生する可能性があります。
入居後から修繕・設備交換積立を始めます。
例えば貯金500万円なら?
「500万円あるから300万円を頭金」
と先に決めるのではなく、
500万円
- 入居時費用
- 生活防衛資金
- 近い将来の教育費
- 車など予定している大型支出
を計算します。
そのうえで、残った金額から頭金を検討します。
現金を残すメリット
手元に現金があれば、
収入減少。
急な家電故障。
車の故障。
家族の急な支出。
などにも対応しやすくなります。
現金は後から繰上返済にも使える
家計が安定して、
十分な現金が残った。
↓
その時点で一部繰上返済。
という方法もあります。
最初から現金を使い切る必要はありません。
チェックポイント
- 生活防衛資金を確保したか
- 引越し費を残したか
- 家具・家電費を残したか
- 教育費を確認したか
- 車の買替え時期を確認したか
- 入居後の修繕積立を考えたか
- 収入減少も想定したか
- 頭金を入れすぎていないか
まとめ
家を建てた後に残す現金は、
「○○万円」という一律の数字ではなく、その家庭の生活費と将来支出から決めます。
住宅会社には、
「頭金はいくら入れられますか?」だけではなく、「入居後の生活防衛資金・教育費・車・修繕費まで残すと、頭金に使えるのはいくらですか?」
と相談する。
家を建てるために貯金を使い切るのではなく、家を建てた後の暮らしを守る現金を残す。
これが重要です。
















