「契約してからでも、キッチンや床、窓などは自由に変更できますよね?」
契約した後でも、
キッチンを変えたい。
床材を変えたい。
窓を変えたい。
収納を追加したい。
ということはあります。
ただし、
契約後ならいつでも自由に変更できるわけではありません。
工事には、
発注。
製作。
施工。
工程。
があるため、
変更できる期限があります。
だから契約前に、
「契約後の変更ルール」
を確認しておくことが重要です。
契約後すぐなら変更できる?
変更できるかどうかは、
工事の進み具合や発注状況
によって変わります。
例えば、
まだ発注していない。
↓
変更できる可能性がある。
すでに発注済み。
↓
キャンセル費用が発生する可能性がある。
すでに施工済み。
↓
やり直し工事になる可能性がある。
という違いがあります。
部材によって締切が違う
すべての仕様を同じ日に決めるとは限りません。
例えば、
窓。
外壁。
キッチン。
浴室。
床。
建具。
照明。
クロス。
では、発注時期が違います。
そのため、
「何を、いつまでに決める必要があるのか」
をスケジュールで確認すると分かりやすくなります。
窓変更は早めに考える
窓は、
大きさ。
位置。
種類。
によって、
外観。
構造。
断熱。
採光。
などにも関係します。
そのため、
「後から簡単に変えればいい」
とは考えない方がいい部分です。
特に構造計算や確認申請等との関係がある変更については、住宅会社へ確認する必要があります。
キッチン・設備にも発注期限がある
キッチン。
浴室。
洗面。
トイレ。
なども、
商品。
色。
サイズ。
オプション。
を決めて発注します。
発注後に変更すると、
キャンセル費。
再発注。
納期変更。
などが発生する場合があります。
変更すると工期も変わる?
仕様変更によっては、
完成予定日へ影響する可能性
もあります。
例えば希望商品が、
納期1か月。
納期2か月。
という場合、その設備を待つ必要が出ることもあります。
だから、
金額だけでなく工期への影響
も確認します。
変更手数料も確認する
会社によっては、
契約後の設計変更。
図面変更。
発注変更。
などについて、追加費用や手数料のルールを設けている場合があります。
重要なのは、
変更費用があること自体ではなく、契約前にルールが明確になっていること
です。
「何回でも変更できます」は確認する
住宅会社から、
「契約後でも何回でも変更できますよ」
と言われた場合も、
どの段階まで?
費用は?
発注後は?
工期は?
まで確認します。
Q44でも扱ったように、打ち合わせ回数や変更条件は、単に多い・少ないではなく、納得して決められる仕組みかを見ることが重要です。
変更履歴を残す
仕様変更したら、
変更前。
変更後。
増減金額。
変更日。
を記録します。
そして、
最新図面。
最新仕様書。
最新見積書。
へ反映します。
どれが最終仕様なのか分からない状態をつくらないこと
が重要です。
よくある失敗例
契約後、
「まだ工事前だから変更できるだろう」
と思ってキッチンを変更。
しかし、
すでに発注済み。
キャンセル費。
再発注費。
さらに納期も延びることになった。
変更できる時期を確認していなかった。
原因
「契約後も着工前なら自由に変更できる」と思い込んでしまったことです。
後悔しないためのチェックポイント
- 契約後に変更できるか
- 仕様決定期限を確認したか
- 部材ごとの発注時期を確認したか
- 発注後の変更ルールを確認したか
- キャンセル費用を確認したか
- 設計変更費を確認したか
- 工期への影響を確認したか
- 変更履歴を残すか
- 最新図面・仕様書へ反映するか
まとめ
契約後の仕様変更で大切なのは、
「変更できるか」だけではありません。
確認するのは、
いつまで変更できるか。
いくらかかるか。
工期に影響するか。
どの図面が最終なのか。
です。
既存Q15では、契約前に標準仕様や総額などを十分理解することが重要とされています。
だから、
「契約してから考えればいい」ではなく、できるだけ契約前に大きな仕様を固める。
そのうえで、変更が必要になった場合のルールを最初から明確にしてくれる会社を選ぶことが、契約後のトラブルを減らすポイントです。
















