よくある質問

住宅性能の測定結果は書面でもらうべき?

 

「気密測定でC値が良かったと聞きました。口頭で教えてもらえば十分ですか?」

高性能住宅を建てるなら、

性能を測ったことだけでなく、その結果を住宅の記録として残すこと

をおすすめします。

住宅会社から、

「C値0.3でした」

「断熱等級6です」

「耐震等級3です」

と説明を受けても、

10年後。

20年後。

担当者が変わったとき。

住宅会社以外へリフォームを依頼するとき。

には、口頭の説明だけでは確認できません。

だから、

性能に関する計算書・測定結果・評価書など、実際に交付される資料は保管しておく

ことが大切です。

良い住宅会社は「高性能です」という言葉だけではなく、UA値・C値・耐震等級など具体的な数字で説明できることが重視されています。

C値は「自分の家」の測定結果を残す

特に確認したいのが、

気密測定結果です。

C値は、

モデルハウスの数値。

会社の過去最高値。

平均値。

ではなく、

実際に建てた自分たちの住宅を測定した結果

が重要です。

全棟気密測定をしているなら、

測定結果を書面で確認できるか聞いてみます。

測定日も確認する

気密測定結果には、

数値だけでなく、

いつ測ったのか。

工事中なのか。

完成時なのか。

という情報も重要です。

 

「C値○○」だけではなく、どの状態の住宅を測った結果なのか

まで分かるようにしておくと、より意味のある記録になります。

UA値は実測値ではない

ここは整理しておきましょう。

UA値とC値は確認方法が違います。

UA値は、建物の断熱仕様・窓・面積などをもとに算出する、

計算による断熱性能の指標です。

一方、

C値は、

気密測定によって確認する実測値です。

だから、

「性能測定結果をください」

と一括りにするのではなく、それぞれ何を根拠にした数字なのかを確認します。

UA値なら計算書を確認する

住宅会社から、

「当社標準はUA値0.46です」

と聞くだけではなく、

できれば、

「私たちの家のUA値はいくつですか?」

と確認します。

窓の大きさ。

窓数。

建物形状。

などによって、実際の設計値は変わるためです。

耐震性能も根拠を残す

耐震についても、

「耐震等級3です」

という説明だけではなく、

どのような方法で確認しているのか。

構造計算関係の資料は何を受け取れるのか。

を確認します。

大切なのは、

性能を広告の言葉として残すのではなく、その家の性能記録として残すこと

です。

太陽光などの設備資料も残す

太陽光発電を採用するなら、

容量。

パネル。

パワーコンディショナー。

保証。

などの資料も保管します。

第一種熱交換換気なら、

型番。

仕様。

フィルター。

メンテナンス方法。

などです。

性能は建物だけではなく、

設備の情報も将来の維持管理に必要

になります。

なぜ20年後に必要になる?

例えば20年後、

窓を交換したい。

増築したい。

断熱リフォームしたい。

設備を交換したい。

となったとします。

そのとき、

新築時の、

断熱性能。

気密性能。

構造。

設備仕様。

が分かれば、

現在の住宅状態を考える一つの基礎資料

になります。

会社にデータがあるから大丈夫?

住宅会社が、

「当社で保管しています」

と言ってくれる場合もあります。

しかし、

担当者変更。

システム変更。

会社の状況。

など、将来どうなるかは分かりません。

Q68でも扱ったように、万一住宅会社がなくなった場合まで考えるなら、

お客様自身も住宅資料を保管する

ことが重要です。

紙+データで残す

可能であれば、

紙。

PDF。

写真データ。

など、複数の方法で残します。

特に、

施工写真。

気密測定結果。

図面。

仕様書。

などはデータ化しておくと、将来確認しやすくなります。

よくある失敗例

完成時、

「C値0.3でした」

と営業担当者から説明を受けた。

書面はもらわなかった。

15年後、

リフォーム会社から、

「新築時の気密測定結果はありますか?」

と聞かれた。

しかし担当者はすでに退職。

自分たちにも記録がない。

測ったときに結果を残しておけばよかった。

原因

性能値を「新築時に確認する数字」と考え、「住宅と一緒に保管する記録」と考えていなかったことです。

後悔しないためのチェックポイント

  • 自分の家のUA値を確認したか
  • UA値の計算資料を確認できるか
  • C値を実測したか
  • 気密測定結果を受け取れるか
  • 測定時期を確認したか
  • 耐震性能の根拠資料を確認したか
  • 設備仕様を記録したか
  • 施工写真を受け取れるか
  • 紙だけでなくデータでも残せるか
  • 自分たちでも長期保管するか

まとめ

住宅性能は、

「良い数字だった」で終わらせないこと。

UA値。

C値。

耐震性能。

施工記録。

設備仕様。

これらを、

自分たちの家の性能記録として残す。

特にC値は、

実際に建てた住宅を測定した結果

だからこそ価値があります。

住宅会社を選ぶなら、

「高性能です」と説明する会社ではなく、「あなたの家はこの性能でした」と根拠となる資料まで残してくれる会社。

そこまで確認することが大切です。

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