「住宅ローンの返済額は分かりました。でも、それ以外に毎月いくらくらい家のお金を準備すればいいですか?」
結論
住宅ローン以外の住宅費は、
すべての家庭で一律に「月○万円」と決めることはできません。
ただし資金計画では、
税金
+保険
+建物修繕
+住宅設備交換
を月額換算して、住宅ローンとは別に確保することが重要です。
① 固定資産税等
住宅を所有すると、固定資産税などがかかります。
税額は、
土地。
建物。
所在地。
評価額。
軽減措置。
などによって変わります。
そのため、住宅会社には年間の概算額を確認し、
12か月で割って毎月準備
すると管理しやすくなります。
② 火災・地震保険
保険も住宅を維持するための費用です。
補償内容。
建物金額。
所在地。
契約条件。
などで保険料は変わります。
更新時に慌てないよう、月割りで考えます。
③ 建物の修繕費
将来、
外壁。
屋根。
シーリング。
防水。
雨樋。
外構。
などに修繕費が必要になる可能性があります。
④ 住宅設備の交換費
建物本体とは別に、
エコキュート。
エアコン。
食洗機。
IH。
レンジフード。
温水洗浄便座。
換気設備。
太陽光のパワコン。
なども将来交換する可能性があります。
「新築だから10年間貯めなくていい」は危険
むしろ新築直後は、
修繕積立を始めるのに最も準備期間が長い時期
です。
例えば10年後に120万円必要になってから考えるより、10年間で積み立てれば、
120万円÷120か月=月1万円
です。
※120万円は積立方法を説明するための例で、必要修繕額を示すものではありません。
建物修繕と設備交換を分ける方法も
例えば、
建物修繕用
→ 外壁・屋根・防水・外構
設備交換用
→ 給湯器・エアコン・キッチン設備・換気等
と分けて管理すると分かりやすくなります。
太陽光があれば維持費ゼロ?
太陽光発電があっても、
パワーコンディショナー。
その他関連機器。
将来の点検・修理。
などを考える必要があります。
発電によるメリットだけでなく、維持費も資金計画へ入れます。
住宅ローン+月額住宅維持費で考える
例えば住宅ローンが月9万円なら、
「住居費は9万円」
で家計シミュレーションを終わらせません。
住宅ローン9万円。
+
税金の月割り。
+
保険の月割り。
+
修繕積立。
+
設備交換積立。
これが、より現実に近い住宅費です。
金額は住宅ごとに計算する
住宅の、
大きさ。
外壁材。
屋根材。
設備数。
太陽光。
外構。
などによって将来の維持費は変わります。
だから住宅会社から、
30年間のメンテナンス計画
を出してもらうと判断しやすくなります。
30年間で見る
住宅会社A
→ 建築時50万円安い
住宅会社B
→ 建築時50万円高い
としても、
外壁。
屋根。
設備。
光熱費。
などを30年間で考えると、必ずしもA社のほうが安いとは限りません。
※金額は説明用の例です。
チェックポイント
- 固定資産税等を月割りしたか
- 火災・地震保険を月割りしたか
- 外壁修繕を考えたか
- 屋根修繕を考えたか
- 給湯器交換を考えたか
- エアコン交換を考えたか
- 換気設備を考えたか
- 太陽光関連機器を考えたか
- 入居直後から積み立てるか
- 30年間の維持費を確認したか
まとめ
住宅ローン以外に必要な毎月の住宅費は、
「全員○万円」ではありません。
大切なのは、自分の家について、
固定資産税等
+保険
+建物修繕
+設備交換
を計算し、月額へ直すことです。
住宅会社には、
「住宅ローンはいくらになりますか?」だけではなく、「この家を30年間維持する場合、税金・保険・修繕・設備交換まで月額換算すると、住宅ローン以外にいくら準備しておくべきですか?」
と聞く。
「月々○万円で家が建つ」ではなく、「月々いくらで家を持ち続けられるか」を見る。
これが住宅予算を考えるうえで非常に重要です。
















