「銀行から4,000万円まで住宅ローンを借りられると言われました。4,000万円の家を建てても大丈夫ということですか?」
結論
銀行が貸してくれる金額と、家計が無理なく返せる金額は別です。
住宅ローンで最も避けたいのは、
「借りられるから、その金額まで家に使う」
という予算の決め方です。
「借りられる額」とは?
金融機関は主に、
年収。
年齢。
勤務状況。
他の借入。
返済期間。
金利。
などから融資可能額を審査します。
つまり、
住宅ローンを返済できる可能性
を金融機関側の基準で判断します。
「返せる額」とは?
一方、家族にとっての返せる額は、
住宅ローンを払った後にも、
生活費
+教育費
+車
+貯蓄
+旅行・外食
+住宅修繕
+老後資金
を確保できる金額です。
ここが大きな違いです。
同じ年収でも返せる額は違う
例えば同じ年収600万円でも、
A家庭
→ 夫婦2人・車1台
B家庭
→ 子ども2人・車2台
では住宅に使える金額は同じではありません。
だから、
「年収600万円なら○○万円借りても大丈夫」
とは一律に言えません。
銀行は将来の生活までは決めてくれない
住宅ローン審査に通ったとしても、
子どもを私立大学へ行かせたい。
10年ごとに車を買い替えたい。
毎年旅行したい。
老後資金をしっかり貯めたい。
といった家族ごとの希望まで、融資可能額が保証してくれるわけではありません。
住宅ローン以外の「家のお金」もある
持ち家では、
固定資産税等。
火災・地震保険。
外壁・屋根。
給湯器。
エアコン。
換気設備。
などにも将来お金がかかります。
住宅ローンだけ払えれば家を維持できるわけではありません。
4,000万円借りられるなら4,000万円借りる?
例えば審査上、
4,000万円まで借入可能。
だったとしても、
家計シミュレーションでは3,300万円程度までに抑えたほうが余裕を持てる、
ということも考えられます。
※金額は考え方を説明するための例です。
重要なのは、
銀行の上限ではなく、自分たちの家計の上限を先に決めること
です。
チェックポイント
- 住宅ローン審査額を予算上限にしていないか
- 手取り収入で考えたか
- 教育費を入れたか
- 車の買替えを入れたか
- 修繕費を入れたか
- 毎月貯蓄できるか
- 老後資金を準備できるか
- 旅行・趣味も続けられるか
まとめ
住宅ローンでは、
借りられる額 > 無理なく返せる額
になる場合があります。
住宅会社・金融機関には、
「いくら借りられますか?」だけではなく、「この金額を借りても教育費・修繕費・老後資金を準備できますか?」
と相談する。
住宅ローンの上限を銀行に決めてもらうのではなく、家族の暮らしから決める。
これが資金計画の基本です。
















