「住宅ローンを検討しています。フラット35は金利が固定なので安心と聞きましたが、どんな人に向いていますか?」
結論
フラット35の大きな特徴は、
借入時に返済終了までの金利・返済額を見通しやすいこと
です。
そのため、
将来の金利上昇を心配したくない人、長期間の家計計画を立てやすくしたい人
に向いています。
一方で、当初の返済額をできるだけ抑えたい人などは、変動金利も含めて比較する必要があります。
フラット35とは?
フラット35は、住宅金融支援機構と民間金融機関が提携して提供する、最長35年の全期間固定金利型住宅ローンです。
返済途中で市場金利が上昇しても、契約したローンの適用金利がそれに合わせて変動する仕組みではありません。
向いている人① 返済額を確定させたい
例えば子ども2人の家庭なら、
住宅ローン。
教育費。
車。
老後資金。
を長期間で考える必要があります。
住宅ローン返済額が大きく変動しないことで、
将来の家計計画を立てやすくなります。
向いている人② 金利上昇が不安
変動金利を選ぶと、
「来年金利が上がったら?」
「5年後は?」
と気になる人もいます。
そのリスクを自分で負いたくない場合、全期間固定金利は選択肢になります。
向いている人③ 金利上昇への家計余力が小さい
現在の返済額なら問題ない。
でも月1万円・2万円増えると教育費や貯蓄が厳しくなる。
という家庭では、
返済額の予測しやすさ
を重視する考え方があります。
住宅性能によって金利引下げ制度も
フラット35には、住宅性能など一定の条件を満たす住宅について、一定期間金利を引き下げる仕組みがあります。
そのため、
断熱性能。
耐震性能。
長期優良住宅など。
住宅の仕様と合わせて確認することが重要です。
※制度内容・条件は利用時点の最新情報を確認します。
向いていない可能性がある人① 当初返済額を最優先したい
一般に、変動金利のほうが借入時点の金利が低いケースがあります。
そのため、
現在の返済額をできるだけ抑えたい
という人は、変動金利と比較する必要があります。
向いていない可能性がある人② 短期間で返済する予定
十分な現金があり、
早期に大きく繰上返済する。
短期間で完済する。
という計画なら、全期間固定のメリットをどこまで重視するか検討します。
「固定だから高い」で終わらせない
例えば、
変動
→ 月8万円
固定
→ 月9万円
だった場合。
※説明用の例です。
単純に、
「固定は1万円高いから損」
とは言えません。
その1万円を、
将来の金利上昇リスクを抑えるためのコスト
と考えることもできます。
逆に「固定だから絶対安心」でもない
金利が固定されても、
借入額そのものが大きすぎれば家計は苦しくなります。
固定金利でも、
借りすぎないこと
が最も重要です。
チェックポイント
- 全期間固定の仕組みを理解したか
- 変動金利と月返済を比較したか
- 総返済額を比較したか
- 教育費を考えたか
- 完済年齢を確認したか
- 金利上昇への家計余力を確認したか
- 住宅性能による制度を確認したか
- 借入額を増やしすぎていないか
まとめ
フラット35が向いているのは、
「一番低い金利を選びたい人」より、「返済額を見通しやすくして長期の家計を組みたい人」
です。
金融機関には、
「変動とフラット35はどちらが安いですか?」だけではなく、「現在の条件・金利上昇時・総返済額の3つで比較してください」
と相談する。
住宅ローンは金利の安さだけではなく、35年間安心して返せる仕組みかどうかで選ぶ。
これがポイントです。
















