「担当者にちゃんと伝えたのに、完成したら違っていました。どうすれば防げますか?」
家づくりで起こしたくないトラブルの一つが、
「言った」
「聞いていない」
です。
お客様が悪い。
住宅会社が悪い。
という話だけではありません。
家づくりでは決めることが非常に多いため、
記憶だけに頼れば認識のズレが起きる可能性があります。
だからこそ、
最初から「言った・言わない」が起きにくい仕組みにしておくこと
が重要です。
口頭だけで変更しない
例えば現場へ行ったとき、
お客様が大工さんへ、
「この棚、もう少し高くできますか?」
大工さんが、
「いいですよ」
と答えた。
一見簡単な変更に見えます。
しかし、
設計士。
現場監督。
見積担当。
には伝わっていない可能性があります。
その結果、
図面と現場が違う。
追加費用が分からない。
別の工事へ影響する。
ということがあります。
だから、
変更は必ず決められた窓口を通す
ことが重要です。
最新図面を確認する
打ち合わせを重ねると、
図面が、
第1案。
第2案。
第3案。
と増えていきます。
そのとき注意したいのが、
古い図面で話をしないこと。
「この窓は変更したはず」
と思っても、現場へ渡った図面が違えば問題になります。
必ず、
どれが最新図面なのか
を明確にします。
仕様書も確認する
図面だけでは分からないものがあります。
キッチン。
浴室。
床材。
クロス。
照明。
建具。
外壁。
屋根。
などです。
そのため、
最終仕様書
を確認します。
商品名。
品番。
色。
数量。
などが合っているかチェックします。
金額も同時に確認する
変更した場合、
いくら増えるのか、いくら減るのか
もその都度確認します。
「変更できます」
と聞いて採用したら、後から高額な追加費用が出てきた。
ということを防ぐためです。
既存Q6でも、見積書では「一式」など曖昧な内容をそのままにせず、何が含まれているか確認することが重要とされています。
打ち合わせの最後に確認する
毎回の打ち合わせ終了時に、
今日決まったこと。
次回までに決めること。
住宅会社が確認すること。
を整理します。
5分でも構いません。
これを習慣にするだけで、認識のズレを減らしやすくなります。
「サービスします」も記録する
注意したいのが、
「これはサービスしておきます」
という言葉です。
お客様は無料だと思った。
住宅会社側では別の認識だった。
ということがないように、
金額に関する内容は特に記録
しておきます。
現場変更のルールを確認する
工事が始まった後にも、
「やっぱりコンセントを増やしたい」
「棚の高さを変えたい」
ということがあります。
そこで契約前に、
着工後の変更は誰へ伝えるのか。
いつまで変更できるのか。
追加費用はどう決まるのか。
を確認しておくと安心です。
担当者だけの問題にしない
「優秀な担当者だから大丈夫」
だけではありません。
担当者も人です。
重要なのは、
打ち合わせ記録。
図面管理。
仕様書。
社内共有。
変更確認。
など、
会社としてミスを防ぐ仕組みを持っているか
です。
既存Q15でも、分からないことを一緒に解決し、お客様が理解・納得して契約することが重要とされています。
よくある失敗例
打ち合わせ中に、
「この窓は小さくしてください」
と担当者へ伝えた。
担当者も了承。
しかし、
議事録なし。
図面確認なし。
変更確認なし。
工事後、
以前のサイズの窓が付いていた。
結果、
「言った」「聞いていない」の話になってしまった。
原因
変更内容を口頭だけで処理し、図面・仕様書・記録で確認しなかったことです。
後悔しないためのチェックポイント
- 口頭だけで変更していないか
- 打ち合わせ記録を残しているか
- 最新図面を確認しているか
- 最終仕様書を確認したか
- 品番・色まで確認したか
- 追加・減額費用を確認したか
- 現場変更の窓口を確認したか
- 大工さんへ直接変更依頼していないか
- 変更後に双方で再確認したか
まとめ
「言った・言わない」を防ぐ一番の方法は、
人の記憶だけに頼らないことです。
打ち合わせ記録。
最新図面。
仕様書。
見積書。
変更確認。
これらを残します。
そして重要なのは、
「伝えたか」ではなく、「相手に伝わり、図面・仕様・金額へ正しく反映されたか」。
家づくりでは、たった一つの小さな認識違いが完成後の後悔につながることがあります。
だからこそ、記録を面倒がらず、一つひとつ確認してくれる住宅会社を選ぶことが大切です。
















