「住宅会社から『耐震等級3相当です』と言われました。耐震等級3と同じですよね?」
家づくりでは、
「耐震等級3」
と
「耐震等級3相当」
という似た言葉を聞くことがあります。
しかし、
同じ意味として判断しないことが大切です。
住宅会社へ確認するときには、
「耐震等級3ですか?」
だけではなく、
「構造計算していますか?」
「許容応力度計算ですか?」
まで確認することをすすめています。
「相当」という言葉に注意する
住宅会社から、
「当社は耐震等級3相当です」
と言われたら、
その場で安心するのではなく、
「相当とは、具体的にどういう意味ですか?」
と確認してください。
重要なのは言葉ではなく、
どの基準・計算・手続きによって耐震性能を確認しているのか
です。
正式な評価を取得するのか確認する
耐震性能を確認するときは、
設計上どの耐震等級を目指しているのか。
第三者による評価・認定等を取得する計画なのか。
どの構造計算方法なのか。
を確認します。
「当社基準では耐震等級3相当」
だけではなく、
何を根拠として耐震等級3レベルと説明しているのか
まで聞くことが大切です。
許容応力度計算か確認する
、耐震等級3を選ぶときの重要な確認事項として、
許容応力度計算
を挙げています。
そのため、
「耐震等級3ですか?」
に加えて、
「許容応力度計算で確認していますか?」
と質問すると、住宅会社の構造に対する考え方が分かりやすくなります。
制震ダンパーがあっても耐震は別に確認する
耐震=壊れないための強さ
制震=揺れを減らす仕組み
として、役割を分けています。
そのため、
「制震ダンパーが付いているから耐震等級は気にしなくていい」
とは考えません。
まず、
耐震性能をしっかり確保する。
そのうえで制震を組み合わせる。
という順番が重要です。
証明できることも重要
将来、
住宅を売却する。
性能を説明する。
保険や各種制度等を検討する。
という場面では、
「性能があると言われた」だけではなく、書類として確認できること
が重要になる場合があります。
そのため契約前に、
どんな書類が残るのか。
構造計算書はもらえるのか。
評価書等を取得するのか。
まで確認しておくと安心です。
よくある失敗例
A社は、
「耐震等級3」。
B社は、
「耐震等級3相当」。
どちらも数字が3なので同じだと思い、価格だけで比較。
契約後に、
「相当」の意味や確認方法を詳しく聞いていなかった
ことに気づいた。
原因
「3」という数字だけを見て、どのように耐震性能を確認・証明するのかを確認しなかったことです。
後悔しないためのチェックポイント
- 「耐震等級3」か「3相当」か
- 「相当」の根拠を確認したか
- 構造計算をしているか
- 許容応力度計算か
- 第三者評価等を取得するか
- 構造計算書を確認できるか
- 完成後にどんな書類が残るか
- 制震と耐震を混同していないか
まとめ
「耐震等級3」と「耐震等級3相当」は、言葉が似ているから同じと判断しないこと。
住宅会社から、
「耐震等級3相当です」
と言われたら、
何を根拠に「相当」としているのか。
構造計算は何をしているのか。
許容応力度計算なのか。
第三者評価等を取得するのか。
まで確認してください。
耐震性能は「数字」だけではなく、計算方法まで確認することが重要とされています。
「耐震等級3という言葉」ではなく、「耐震性能をどう計算し、どう確認し、どう証明するのか」。
そこまで見ることが、地震に強い家を選ぶための大切なポイントです。
















