「高性能住宅は建築費が高いですよね。」
この質問はよくいただきます。
確かに、高性能住宅は初期費用が少し高くなることがあります。
しかし、住宅会社として24年以上、多くの住宅を見続けてきた私がお伝えしたいのは、
家は建てた瞬間より、住み始めてからの方がお金がかかるということです。
例えば、
外壁。
屋根。
給湯器。
エアコン。
換気設備。
住宅は30年以上住み続ける中で、さまざまなメンテナンスが必要になります。
ここで重要なのが住宅性能です。
断熱性能が高い住宅では、冷暖房機器への負担が少なくなります。
室内の温度差も少ないため、設備の稼働時間が短くなり、結果として機器が長持ちすることもあります。
また、高気密住宅では結露が発生しにくくなります。
結露が少ないということは、
カビが発生しにくい。
木材が傷みにくい。
壁紙も長持ちしやすい。
つまり、住宅そのものの劣化を抑えやすくなるのです。
さらに、適切な換気計画ができていれば、湿気もコントロールしやすくなります。
私はよくお客様に、
「性能は、建物を長持ちさせるための保険です。」
とお話ししています。
もちろん、高性能住宅だから一切メンテナンスが不要になるわけではありません。
しかし、
性能が低い住宅よりも、
住まいへの負担を減らしやすいことは間違いありません。
そして忘れてはいけないのが、
メンテナンスしやすい設計です。
点検口。
配管。
設備交換。
長期優良住宅でも求められるように、「将来直しやすい家」であることも重要です。
私は、建てる時だけではなく、
30年後の修繕まで考えて家づくりをしています。
よくある失敗例
- 建築費だけで比較した
- メンテナンス費を考えていなかった
- 結露でカビが発生した
- 設備交換費を想定していなかった
- 将来の維持費を確認しなかった
原因
「建てる費用」だけを見て、「住み続ける費用」を考えなかったことです。
プロとしての考え方
私は住宅性能を、
「家を長持ちさせる性能」
だと思っています。
長く快適に住める家は、
結果としてメンテナンスコストも抑えやすくなります。
後悔しないためのチェックポイント
- メンテナンス計画はあるか
- 結露対策は十分か
- 換気性能を確認したか
- 修繕しやすい設計か
- 30年間の維持費を考えたか
まとめ
家づくりは、
建てることがゴールではありません。
長く安心して住み続けることが、本当のゴールです。
性能は、その暮らしを支える大切な土台なのです。
















