よくある質問

配膳がラクな間取りとは?

 

「キッチンとダイニングを近づければ、配膳はラクになりますか?」

もちろん、

キッチンとダイニングの距離

は重要です。

でも実際の配膳では、

料理をつくる。

食器を出す。

料理を盛り付ける。

ご飯・汁物を準備。

飲み物を出す。

テーブルへ運ぶ。

という複数の作業があります。

だから、

「キッチンからテーブルまで何歩?」だけでは足りません。

大切なのは、

食事の準備から片付けまで、家族全員が参加しやすいこと

です。

配膳は意外と往復が多い

例えば4人家族の夕食。

主菜。

副菜。

ご飯。

味噌汁。

箸。

コップ。

飲み物。

調味料。

これらを一度ですべて運ぶのは難しいですよね。

キッチンとダイニングを、

何往復するか

を考えます。

横並びダイニングは有利

Q54で説明したように、

キッチン。

横へ数歩。

ダイニング。

なら配膳距離を短くしやすくなります。

ただし、横並びにこだわらなくても配膳動線は短くできます。

対面キッチンでも工夫できる

例えばキッチン前に、

配膳カウンター。

を設ける。

料理する人が、

キッチン側から置く。

ダイニング側の家族が取る。

これなら料理する人が毎回テーブルまで運ばなくても済みます。

「運ぶ人」を減らすより「家族に運んでもらう」

ここが子育て家庭では大切です。

料理をつくる。

母親・父親が全部配膳。

ではなく、

「お皿運んで」

と子どもにも参加してもらう。

そのためには、

子どもでも安全に短い距離で運べる配置

が便利です。

食器は誰が出す?

食器棚が、

キッチンの一番奥。

料理している人しか取れない。

では、配膳を家族へ任せにくくなります。

普段使いの、

皿。

茶碗。

コップ。

箸。

などを、ダイニング側からも取りやすくすると家族が手伝いやすくなります。

子どもの食器は低い位置

子ども自身が、

自分のコップ。

自分のお皿。

を取る。

食後は戻す。

これができれば、

親の家事を少しずつ家族へ分散

できます。

ただし割れ物などは年齢に合わせて安全に管理します。

炊飯器の位置も重要

ご飯を盛る。

ダイニングへ。

毎日のことです。

炊飯器が、

キッチンの奥。

低すぎる。

高すぎる。

では使いにくくなります。

誰がご飯をよそうのかも考えます。

冷蔵庫への動線

食事中、

「お茶」

「ドレッシング」

「デザート」

などで冷蔵庫を使います。

そのたびに、

料理している人の作業スペースを横切る。

ではストレスになります。

ダイニングから冷蔵庫へアクセスしやすいこと

も配膳・食事動線の一部です。

飲み物コーナーをつくる方法も

例えば、

冷蔵庫。

コップ。

ウォーターサーバー。

コーヒー。

などを近くにまとめる。

家族自身が飲み物を準備できれば、

料理する人が毎回対応しなくて済みます。

カトラリーはダイニング側でもいい

箸。

スプーン。

フォーク。

子ども用食器。

など、食事で必ず使う物をダイニング側収納へ。

これなら、

テーブルをセットする家事

を家族に任せやすくなります。

食後の片付けまで考える

配膳がラク。

でも、

食後の食器を食洗機へ運ぶ距離が長い。

では家事は半分しか改善していません。

食事は、

配膳+片付け

で考えます。

食洗機はダイニングから近い?

食後、

自分の皿を持つ。

キッチン。

食洗機。

この動線が自然なら、子どもにも、

「食べ終わったら自分のお皿を持っていこう」

と言いやすくなります。

ゴミ箱も近くに

食べ残し。

ティッシュ。

包装。

など。

食後にはゴミも出ます。

ダイニングからゴミ箱へアクセスしやすいことも重要です。

ただし、小さな子どもがいる場合は中身や安全性にも配慮します。

「食卓を拭く」まで家事

食後、

食器を下げる。

テーブルを拭く。

椅子周辺を掃除。

小さい子どもがいると食べこぼしもあります。

掃除用品がすぐ取れる場所にあると便利です。

ロボット掃除機との相性

ダイニング下は、

パンくず。

ご飯粒。

などが落ちやすい場所です。

ロボット掃除機を使うなら、

椅子。

テーブル脚。

段差。

なども考えます。

配膳カウンターが物置にならない?

便利なカウンター。

でも、

郵便物。

学校プリント。

鍵。

バッグ。

が置かれる。

すると、いざ配膳するとき使えません。

配膳カウンターをつくるなら、

他の小物の定位置も別に用意する

ことが重要です。

よくある失敗例

「キッチンとダイニングが近いから配膳はラク」

と思っていた。

でも、

食器はキッチン奥。

冷蔵庫も奥。

箸も料理する人しか取れない。

結果、毎食すべて母親が準備。

「距離だけでなく、家族が自分で食事準備できる収納にすればよかった」

と感じた。

チェックポイント

  • キッチンからテーブルまで何歩か
  • 何往復するか
  • 食器を家族が取れるか
  • 子どもの食器が取りやすいか
  • 冷蔵庫へアクセスしやすいか
  • 飲み物を家族自身で準備できるか
  • 箸・カトラリーを取りやすいか
  • 食洗機まで近いか
  • ゴミ箱へ行きやすいか
  • 食後の掃除まで考えたか

まとめ

配膳がラクな間取りとは、

料理する人が素早く運べる間取りだけではありません。

もっと大切なのは、

家族全員が配膳と片付けに参加しやすいこと。

料理する。

家族が食器を出す。

子どもが料理を運ぶ。

食後は自分の食器を戻す。

という仕組みにする。

住宅会社へ、

「キッチンとダイニングを近くしてください」ではなく、「夕食の準備から食器を食洗機へ戻すまで、家族4人がどう動くか確認してください」

とお願いする。

家事をする人の歩数を減らすだけではなく、家事を家族へ分けられる間取りにする。

これが、配膳が本当にラクになる家づくりのポイントです。

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