「社長、良い間取りってどんな間取りですか?」
この質問を受けるたびに、私は少し考えます。
なぜなら、
正解は一つではないからです。
住宅会社として24年以上、数千件に及ぶ家づくりに携わってきました。
その中で学んだことがあります。
良い間取りとは、
SNSで人気の間取りでも、
住宅展示場の間取りでもありません。
その家族に合った間取りです。
例えば、
共働き夫婦なら、
家事が楽になる間取り。
小さなお子さまがいるご家庭なら、
家族の気配を感じられる間取り。
高齢のご夫婦なら、
階段を使わず暮らせる間取り。
同じ家族は一組もありません。
だから、
同じ間取りも存在しないのです。
しかし、多くの方は、
「この間取りが人気です。」
「今はこれが流行です。」
という情報に影響されます。
もちろん参考にはなります。
でも、
その家で暮らすのは、
SNSの誰かではありません。
あなたの家族です。
私は間取りを考えるとき、
部屋数よりも、
家族の時間を考えます。
どこで朝食を食べるのか。
どこで宿題をするのか。
休日はどこで過ごすのか。
夫婦で会話する場所はあるか。
こうした時間が自然に生まれる間取りこそ、
本当に価値があると考えています。
また、
良い間取りは、
住み始めてから完成します。
家具を置き、
家族が暮らし、
子どもが成長し、
少しずつ家族色になっていく。
それが、本当の意味での「良い間取り」なのです。
よくある失敗例
- 人気の間取りを真似した
- 部屋数だけを重視した
- 家族で話し合わなかった
- 暮らしを想像していなかった
- 将来を考えていなかった
原因
間取りを「図面」と考え、
「暮らし」と考えなかったことです。
プロとしての考え方
私は間取りとは、
家族の生活を設計するものだと思っています。
図面を描くことではなく、
家族の笑顔を描くこと。
それが設計だと考えています。
後悔しないためのチェックポイント
- 家族の暮らしに合っているか
- 将来まで考えているか
- 家事動線は短いか
- 家族が自然に集まれるか
- 自分たちらしい家になっているか
まとめ
良い間取りとは、
流行ではありません。
家族が毎日「暮らしやすい」と感じる間取りです。
それが何十年経っても、
「この家にして良かった。」
と思える家になります。
















