「第一種換気と第三種換気、どちらがおすすめですか?」
家づくりを始めると、必ず耳にする言葉です。
しかし、実際には違いがよく分からないまま選んでいる方も少なくありません。
私は住宅会社として24年以上、高性能住宅を建ててきました。
その中でお伝えしたいのは、
「第一種が絶対に正解」「第三種だからダメ」ということではないということです。
まず換気には大きく分けて三つの種類があります。
現在の住宅で多く採用されているのは、
第一種換気と第三種換気です。
第一種換気は、
給気も排気も機械で行います。
さらに熱交換機能が付いているものは、冬は暖かさを、夏は涼しさをできるだけ逃がさずに換気できます。
そのため、高性能住宅との相性がとても良い換気方式です。
一方、第三種換気は、
排気を機械で行い、給気は自然に取り入れる仕組みです。
構造がシンプルで、初期費用やメンテナンス費用を抑えやすいというメリットがあります。
どちらにも長所と短所があります。
しかし、ここで忘れてはいけないことがあります。
どんな換気システムでも、家にすき間が多ければ本来の性能は発揮できません。
つまり、
気密性能(C値)が非常に重要なのです。
私はよくお客様に、
「高性能なエアコンを買っても、窓を開けっぱなしでは意味がありません。」
とお話しします。
換気も同じです。
高性能な換気設備を付けても、住宅そのものの性能が低ければ、本来の効果は期待できません。
また、換気は健康にも直結します。
湿気。
カビ。
ダニ。
花粉。
室内の空気質。
これらを適切にコントロールするためには、換気計画が欠かせません。
だから私は、
換気設備だけを見るのではなく、
住宅全体の性能とのバランスを見ることを大切にしています。
よくある失敗例
- 換気方式だけで住宅会社を選んだ
- C値を確認しなかった
- フィルター掃除をしていない
- 換気の仕組みを理解していなかった
- メンテナンスを考えていなかった
原因
設備だけを見て、住宅全体の性能を考えなかったことです。
プロとしての考え方
私は第一種換気を採用する場合でも、
必ず
気密性能、
断熱性能、
窓性能、
これらをセットで考えます。
設備だけでは、
快適な住宅にはならないからです。
後悔しないためのチェックポイント
- 換気方式を理解したか
- C値を確認したか
- フィルター交換方法を知っているか
- メンテナンス費用を確認したか
- 住宅全体の性能も確認したか
まとめ
換気は、
空気を入れ替える設備ではありません。
家族の健康を守るための設備です。
設備だけではなく、
住宅全体で考えることが、後悔しない家づくりにつながります。
















