よくある質問

 気密測定は工事中と完成時、どちらで行うべき?

「気密測定は完成してから1回測れば十分ですか?」

気密測定は、

住宅にどのくらい隙間があるのかを実際に測定し、C値として確認する検査

です。

気密測定は設計上の数字ではなく、実際に完成した住宅の施工品質を確認する重要な検査として扱っています。

では、

工事中。

完成時。

どちらで測るのがいいのでしょうか。

それぞれに意味があります。

工事中の気密測定

工事中の気密測定には、

問題があった場合に、その場で原因を探して改善しやすい

という大きなメリットがあります。

例えば、

窓まわり。

配管・配線の貫通部。

床と壁の取り合い。

天井・屋根。

などから漏気している場合、仕上げ工事前なら確認・修正しやすくなります。

完成後では見えなくなる部分がある

住宅が完成すると、

石膏ボード。

クロス。

床材。

天井材。

などで多くの部分が隠れます。

その状態で気密測定をして、

「目標C値に届いていない」

と分かっても、

漏気箇所を探して修正することが難しくなる場合があります。

だから、

修正できる段階で測る

という考え方が重要です。

完成時に測る意味もある

一方、完成時の気密測定には、

実際に引き渡される住宅の状態でC値を確認できる

という意味があります。

工事途中では良い数値だったとしても、その後、

設備工事。

電気工事。

給排水工事。

仕上げ工事。

などが行われます。

そのため、

最終的な住宅としてどの程度の気密性能になったか

を確認する意味があります。

理想は「工事中+完成時」

より確実に確認したいなら、

工事中と完成時の2回測定

という考え方があります。

工事中は、

施工品質を確認し、必要なら修正するため。

完成時は、

最終的な住宅性能を確認するため。

それぞれ目的が違います。

1回だけなら「いつ測るのか」を確認する

住宅会社によって、

工事中に測定。

完成時に測定。

両方測定。

など方針は異なります。

大切なのは、

「気密測定しています」という言葉だけで安心しないこと。

「いつ測っていますか?」

「目標C値はいくつですか?」

「目標に届かなかったらどうしますか?」

まで確認してください。

「モデルハウスでC値0.○」では意味が違う

住宅会社から、

「当社ではC値0.3の実績があります」

と言われることがあります。

しかし重要なのは、

モデルハウス。

過去最高の住宅。

平均的な施工例。

ではなく、

自分たちが建てる家を実際に測定すること

です。

既存Q14でも、全棟で気密測定を行っているかを確認することを重視しています。

測定結果を記録として残す

気密測定を行ったら、

C値。

測定日。

測定時の住宅状態。

などを記録として残してもらうと安心です。

「測りました」だけではなく、結果を確認できること

が大切です。

よくある失敗例

契約前に、

「当社は気密測定をしています」

と聞いて安心。

完成直前に初めて測定。

目標値に届いていなかったが、すでに壁や天井は仕上がっている。

もっと早い段階で確認していれば修正しやすかった。

原因

「気密測定をするか」だけを確認し、「いつ測るか」「結果が悪ければどうするか」を確認していなかったことです。

後悔しないためのチェックポイント

  • 全棟気密測定をしているか
  • 工事中に測定するか
  • 完成時にも測定するか
  • 目標C値を決めているか
  • 目標未達の場合は修正するか
  • 漏気箇所を確認するか
  • 自分の家の数値を確認できるか
  • 測定結果を書面で残せるか

まとめ

気密測定は、

数字を出すことだけが目的ではありません。

工事中なら、

悪い場所を見つけて修正する。

完成時なら、

引き渡す住宅の最終性能を確認する。

という役割があります。

可能であれば、

工事中+完成時

という考え方もあります。

重要なのは、

「気密測定していますか?」ではなく、「いつ測り、目標未達ならどう改善しますか?」まで聞くこと。

これが、C値を単なるカタログ数字で終わらせないためのポイントです。

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