「24時間換気って、音はほとんど気にならないですよね?」
新築住宅では、
24時間換気設備を運転します。
普段の生活では、
テレビ。
会話。
料理。
子どもの声。
などがあるため、換気設備の音をあまり意識しないこともあります。
しかし、
夜の寝室。
静かな書斎。
になると、
「思ったより音が気になる」
ということがあります。
特に第一種換気は、
給気と排気の両方を機械で行うため、
ファン・給排気口・ダクトなどを含めた音の計画
も確認しておきたいところです。
「何dBです」だけでは分かりにくい
換気設備には、運転音の数値が示されている場合があります。
しかし数字を見ても、
実際にどのくらい聞こえるのか分かりにくいものです。
そこで可能なら、
同じ換気設備を使っているモデルハウスやOB宅で実際の音を聞く
ことをおすすめします。
特に、
静かな状態。
弱運転。
通常運転。
強運転。
などを確認できれば参考になります。
昼と夜では感じ方が違う
昼間、
エアコン。
テレビ。
生活音。
がある状態では気にならない。
でも夜、
家族が寝静まる。
テレビを消す。
すると、
換気設備の「ブーン」という音が気になる
ことがあります。
だから換気音は、
できれば静かな環境で確認します。
寝室の給気口位置も重要
換気設備本体が遠くても、
寝室の給気口から音が聞こえる場合があります。
枕元のすぐ上。
ベッドの頭側。
などに給気口があると、
小さな音でも気になる人がいます。
寝室では、
ベッド配置+給排気口位置
を一緒に考えることが大切です。
本体を寝室近くに置く場合は確認
換気本体を、
寝室近くの天井裏。
収納。
廊下天井。
などへ配置する場合があります。
本体の運転音。
振動。
ダクトを伝わる音。
などが、静かな部屋へ影響しないか確認します。
特に、
音に敏感な方は設計段階で伝えておく
ことが重要です。
風切り音が出ることもある
換気設備の音は、
モーター音だけではありません。
給気口などで空気の流れが速くなると、
風の音
を感じる場合があります。
必要な換気量を確保しながら、
ダクト。
給排気口。
風量。
を適切に設計することが重要です。
フィルターが汚れるとどうなる?
フィルターにほこりなどがたまれば、換気設備の状態に影響します。
機種や状態によっては、
風量。
運転状態。
音。
などの変化につながる可能性があります。
フィルター清掃を続けること
が重要です。
音が気になるから電源を切る?
これは避けたいところです。
「音が気になるから換気を止めよう」
となれば、計画換気が機能しません。
だから最初から、
24時間運転しても気になりにくい設備・配置・風量設計
を考えることが重要です。
強運転だけでなく通常運転を確認
ショールームなどで、
「とても静かですよ」
と言われても、
どの運転モードなのか確認します。
弱。
標準。
強。
など、モードによって音が変わる設備もあります。
普段どのモードで使うのか。
必要な換気量を確保した状態でどの程度の音なのか。
まで確認すると分かりやすくなります。
第一種換気だけの問題ではない
もちろん、
音の問題は第一種換気だけに限りません。
第三種換気でも、
排気ファン。
給気口。
レンジフード。
トイレ換気扇。
浴室換気扇。
などがあります。
重要なのは、
「換気方式の名前」ではなく、「実際に生活する場所でどのくらい聞こえるか」
です。
全館空調の音も一緒に確認する
家庭用エアコン1台。
1階1台+2階1台。
専用全館空調。
などを採用する場合、
換気設備だけでなく、
エアコン。
循環ファン。
吹出口。
などの音もあります。
だから、
換気+空調を実際に運転した状態
で確認できると、より現実的です。
音の感じ方には個人差がある
同じ音でも、
全く気にならない人。
気になって眠れない人。
がいます。
だから、
「他のお客様は気にならないと言っています」
だけではなく、
自分自身で聞いて判断する
ことが大切です。
よくある失敗例
高性能住宅だからと、
第一種熱交換換気を採用。
性能には満足。
しかし夜になると、
寝室の給気口付近から小さな運転音が聞こえる。
ご主人は気にならない。
でも奥様は気になって眠りにくい。
音が気になるから風量を下げたくなる。
「契約前に実際の運転音を確認しておけばよかった」
と感じた。
原因
換気設備を熱交換率や省エネ性能だけで選び、「24時間聞く可能性がある設備」という視点がなかったことです。
後悔しないためのチェックポイント
- 換気設備の運転音を確認したか
- 実際の住宅で音を聞いたか
- 夜の静かな状態を想定したか
- 寝室の給気口位置を確認したか
- 枕元の近くになっていないか
- 換気本体の位置を確認したか
- 風切り音への対策を確認したか
- 通常運転時の音を確認したか
- フィルター清掃しやすいか
- 空調設備と同時運転した音も考えたか
まとめ
換気設備で重要なのは、
性能だけではありません。
24時間使う設備だからこそ、
熱交換率。
消費電力。
メンテナンス。
そして、
音。
まで確認することが大切です。
特に、
寝室。
書斎。
子ども部屋。
など静かさが必要な場所では、
給排気口や本体位置まで考える。
だから住宅会社へ、
「この換気設備は静かですか?」ではなく、「実際に24時間運転している家で音を聞かせてもらえますか?」
と聞いてみる。
カタログの数字だけではなく、自分の耳で確認する。
それが、換気設備の音で後悔しないための重要なポイントです。
















