「第一種換気は高性能だから、フィルター掃除はあまりしなくても大丈夫ですか?」
第一種熱交換換気は、
設置したら性能がずっと続く設備ではありません。
24時間、外から空気を取り込んでいるため、フィルターには、
ホコリ。
花粉。
虫。
その他の汚れ。
などが付着します。
そのため、
定期的な清掃・交換が必要です。
「フィルター掃除をしていない」ことを失敗例として挙げ、フィルター交換方法やメンテナンス費用を確認することを重視しています。
掃除の頻度は機種によって違う
「3か月に1回」
「半年に1回」
と一律には決められません。
機種によって、
フィルターの種類。
清掃方法。
交換時期。
が違います。
さらに、
交通量の多い道路沿い。
花粉が多い地域。
田畑が多い地域。
など、周辺環境によっても汚れ方は変わります。
基本は、
使用する機種の取扱説明書に沿って清掃・交換すること
です。
フィルターが詰まるとどうなる?
フィルターに汚れがたまると、
空気が通りにくくなります。
その結果、
必要な換気量を確保しにくくなる。
ファンへの負担が増える。
換気効率が低下する。
といった可能性があります。
つまり、
フィルター掃除は換気性能を維持するためのメンテナンス
です。
汚れた状態では音が気になることも
第一種換気はファンを使って給気・排気します。
フィルターが汚れたり、空気の流れが悪くなったりすると、機種や運転条件によっては、
運転音や風の音が気になる場合もあります。
「最近、換気扇の音が大きくなった」
と感じたら、
フィルター。
給排気口。
などの状態を確認することも大切です。
「掃除しやすい場所」にあることが重要
これは家を建てる前に確認してほしいポイントです。
換気フィルターが、
高い天井。
脚立が必要な場所。
家具を動かさないと開けられない場所。
にあると、
掃除そのものが面倒になります。
最初は掃除していても、
半年後。
1年後。
5年後。
となると、徐々にやらなくなる可能性があります。
だから、
性能だけでなく、日常的に自分でメンテナンスできる場所にあるか
を確認してください。
第一種換気は本体の設置場所も確認する
熱交換型第一種換気では、
熱交換器。
ファン。
フィルター。
などを備えた本体があります。
将来、
点検。
清掃。
修理。
交換。
が必要になる可能性があります。
そのため、
本体へ簡単にアクセスできるか
も重要です。
高性能な設備でも、点検するために天井や壁を大きく壊すようでは困ります。
フィルター代・交換費用も確認する
換気設備は長期間使います。
だから、
交換フィルターはいくらか。
どこで購入できるか。
交換頻度はどの程度か。
本体交換時はいくらくらいか。
など、
住み始めてからの費用
も確認しておきたいところです。
既存の性能編でも、換気設備についてメンテナンス費用まで確認することを重要なポイントとしています。
音が気になる場合は「止める」のではなく原因を確認
換気設備の音が気になるからといって、
24時間換気を止めてしまうのは基本的な解決にはなりません。
まず、
フィルターが汚れていないか。
給排気口がふさがっていないか。
風量設定は適切か。
本体やダクトに問題がないか。
を確認します。
特に寝室では、夜の静かな環境でも気にならない計画になっているか、新築時から確認しておくことが大切です。
よくある失敗例
「高性能な第一種熱交換換気だから安心」
と設備性能だけを確認。
しかし入居後、
フィルターの場所が分からない。
掃除方法も知らない。
高い場所なので掃除が面倒。
数年間ほとんど清掃していなかった。
さらに、
「音が気になるから」と換気そのものを止めるようになってしまった。
原因
換気設備を「付ければ終わりの設備」と考えてしまったことです。
後悔しないためのチェックポイント
- フィルター位置を確認したか
- 自分で簡単に掃除できるか
- 清掃頻度を確認したか
- フィルター交換時期を確認したか
- 交換フィルターの価格を確認したか
- 換気本体を点検できるか
- 運転音を確認したか
- 寝室で音が気にならないか
- 将来の本体交換まで考えたか
まとめ
第一種熱交換換気は、
高性能だからメンテナンス不要という設備ではありません。
むしろ24時間365日使うからこそ、
掃除・点検・交換のしやすさが重要です。
そして見落としたくないのが、
運転音。
熱交換性能が高くても、
掃除が大変。
維持費が高い。
寝室で音が気になる。
では、長く快適に使い続けることが難しくなります。
だから第一種換気は、
熱交換性能+メンテナンス性+静かさ
までセットで比較する。
「高性能な換気設備」ではなく、「20年後も無理なく使い続けられる換気設備」を選ぶこと。
これが、換気設備で後悔しないための大切な考え方です。
















