「建替えの場合、引っ越し代は普通の新築より多くかかりますか?」
同じ土地で建替える場合、基本的には、
引っ越しは2回
と考えて資金計画を立てます。
1回目は、
今の家 → 仮住まい
2回目は、
仮住まい → 完成した新居
です。
建替えでは、この2回の引っ越しを忘れて資金計画を組んでしまうことがあります。
1回目は「今の家から仮住まい」
解体工事を始める前に、
家具。
家電。
衣類。
生活用品。
などを移動します。
ここで問題になるのが、
今の家の荷物を全部仮住まいへ持っていくのか?
ということです。
仮住まいは今より狭いことが多い
例えば、
現在
→ 4LDK
仮住まい
→ 2LDK
なら、すべての家具・荷物を持っていくのは難しい場合があります。
そこで、
① 仮住まいへ持っていく物
② トランクルーム等へ預ける物
③ 建替え前に処分する物
に分けます。
使わない家具は1回目の前に処分
例えば、
古いタンス。
大型食器棚。
新居では使わないソファ。
古いベッド。
これを仮住まいへ運ぶと、
今の家→仮住まい。
仮住まい→新居。
と2回運ぶことになります。
新居で使わないなら、
解体前に処分した方が引っ越し量を減らせる
可能性があります。
2回目は「仮住まいから新居」
新居完成後、
再び引っ越します。
仮住まいの荷物。
+
トランクルーム等へ預けた荷物。
を新居へ移動します。
そのため2回目も、荷物量を確認して見積りを取ります。
引っ越し料金は時期でも変わる
引っ越し料金は、
荷物量。
移動距離。
作業人数。
曜日。
時期。
などによって変わります。
特に繁忙期と重なる場合は、早めに確認した方がいいでしょう。
建替えスケジュールと引っ越し時期を合わせる
例えば、
解体開始日。
仮住まい入居日。
新居完成予定日。
仮住まい退去日。
これらをバラバラに決めると、
家賃の重複。
引っ越し日程。
工事開始。
がうまく合わない可能性があります。
「解体日の前日引っ越し」は避けたい
荷物が多い。
掃除が終わらない。
処分品が残っている。
ということもあります。
解体直前まで住むのではなく、
余裕を持ったスケジュール
にしておくと安心です。
仮住まい契約の開始日も確認
早く借りすぎると、
まだ今の家に住んでいるのに家賃が発生。
遅すぎると、
引っ越し準備が間に合わない。
住宅会社・解体会社・不動産会社・引っ越し会社のスケジュールを合わせます。
新居完成日=引っ越し日ではない
工事完成。
↓
検査。
↓
引き渡し。
↓
引っ越し。
という流れがあります。
さらに、
家具。
家電。
カーテン。
インターネット。
などの準備もあります。
完成予定日だけを見て仮住まいを解約しない
ことが重要です。
工期が延びたらどうする?
仮住まいを○月末まで契約。
でも新居完成が1か月延期。
こうなると困ります。
仮住まいの延長条件は事前に確認します。
引っ越し会社を2回別々に頼む?
もちろん可能です。
一方で、建替え案件として、
1回目。
荷物保管。
2回目。
までまとめて相談できるサービスがある場合もあります。
複数パターンを比較します。
往復引っ越しも確認
建替えの場合、
往復の引っ越し+一時保管
をまとめて相談できる引っ越し会社もあります。
ただしサービス内容・料金・保管条件は会社によって異なるため、個別に確認します。
50代・60代は家財整理を早めに
30年、40年住んだ住宅では、
押入れ。
納戸。
物置。
屋根裏。
などに大量の荷物がある場合があります。
引っ越し直前に始めると大変です。
建替えを考え始めた段階から、
「新居へ持っていく物」を選び始める
ことをおすすめします。
よくある失敗例
引っ越し費用を1回分だけ予算計上。
さらに現在の家の荷物を全部仮住まいへ。
仮住まいが狭いため、急きょトランクルームも契約。
数か月後には再び新居へ引っ越し。
「2回の引っ越しと荷物保管まで最初から考えればよかった」
と感じた。
チェックポイント
- 引っ越し2回分を考えたか
- 仮住まいへ持っていく物を決めたか
- 新居で使わない家具を整理したか
- トランクルームが必要か
- 引っ越し時期を確認したか
- 繁忙期と重ならないか
- 解体日との余裕があるか
- 新居引き渡し日を確認したか
- 仮住まい延長に対応できるか
- 往復引っ越しも比較したか
まとめ
建替えの引っ越し費用は、
基本的に、
今の家
↓
仮住まい
仮住まい
↓
新居
の2回分を考えます。
さらに、
荷物保管。
家財処分。
仮住まい延長。
なども確認する。
住宅会社や引っ越し会社へ、
「引っ越し代はいくらですか?」ではなく、「2回の引っ越し・一時保管・処分まで含めて、建替え全体ではいくら必要ですか?」
と相談する。
建替えでは「引っ越す」ではなく「一度出て、もう一度戻る」。
この前提で予算とスケジュールを組むことがポイントです。
















