よくある質問

家族用玄関は必要?

「来客用と家族用で玄関を分けると、いつもきれいな玄関になりますか?」

最近よく見る、

2WAY玄関。

来客用玄関。

家族用玄関。

を分けて、

家族はシューズクローク側から入る。

来客はきれいな玄関を使う。

という間取りです。

確かに便利そうですが、

家族用玄関をつくれば必ず玄関が片付く

わけではありません。

一番大切なのは、

家族が本当にその動線を毎日使うか

です。

家族用玄関とは?

一般的には、

玄関ホールとは別に、

シューズクローク。

収納。

などを通って室内へ入る、

家族専用の帰宅ルート

をつくる間取りです。

イメージは、

来客
→ 玄関ホール
→ LDK

家族
→ 玄関
→ シューズクローク
→ 室内

です。

メリットは「靴を隠せる」こと

子育て家庭では、

家族4人分の靴。

子どもの長靴。

外遊び用品。

傘。

などが玄関に増えます。

家族用玄関側へまとめられれば、

来客側の玄関をすっきり見せやすくなります。

でも家族は最短ルートを使う

ここが最大のポイントです。

来客用玄関からLDKまで、

5歩。

家族用玄関から、

シューズクロークを通って12歩。

だったらどうでしょう。

最初は家族用を使っても、

だんだん、

「こっちの方が早いから」

と来客用玄関を使う可能性があります。

間取りは、

人は基本的にラクな方へ動く

と考えてつくることが大切です。

家族用玄関を「遠回り」にしない

家族用玄関をつくるなら、

靴を脱ぐ。

上着を掛ける。

ランドセルを置く。

手洗い。

LDK。

まで自然につながると使いやすくなります。

単に、

靴を隠すための別通路

にすると、使われなくなる可能性があります。

2WAYにすると面積を使う

入口が2つ。

通路も2つ。

となるため、

玄関面積が大きくなります。

例えば同じ3帖なら、

普通の玄関+収納。

の方が、

靴収納量を増やせるケースもあります。

だから、

通路のために何㎡使っているか

を確認します。

収納壁も減る

シューズクロークへ、

入口。

出口。

の2か所をつくる。

すると、

そこには棚を設けられません。

つまり、

ウォークスルーにするほど収納可能な壁面が減る

ことがあります。

朝の渋滞も考える

家族4人が同じ時間に出発。

全員が狭い家族用玄関を通る。

子どもは靴を履く。

父親は上着。

母親はバッグ。

すると、

家族用玄関が渋滞

することがあります。

朝は、

「収納できるか」だけでなく、

複数人が同時に使えるか

を確認します。

ベビーカーがある時期は便利

乳幼児期には、

ベビーカー。

抱っこ紐。

外遊び用品。

などを玄関近くへ置けると便利です。

ただし、

ベビーカーを使う期間は限られています。

10年後には、

サッカーボール。

部活用品。

自転車用品。

などに変わるかもしれません。

だから、

収納用途を変えられるつくり

にしておきます。

上着収納まであると価値が上がる

家族用玄関を通る。

上着をその場で掛ける。

LDKへ。

なら、

ソファに上着が置かれるのを減らしやすくなります。

玄関収納は、

靴だけでなく、帰宅時に身につけている物

まで考えます。

来客って実際どのくらい来る?

ここも重要です。

来客用玄関をきれいに保つために、

大きな面積を使う。

でも来客は、

月1回。

数か月に1回。

という家庭もあります。

それなら、

毎日使う家族の収納を優先した方がいい

場合もあります。

普通の玄関+大容量収納という選択

2WAYにせず、

広めの玄関。

大容量のシューズクローク。

上着収納。

というシンプルな間取りでも、十分使いやすくできます。

間取りは、

複雑にするほど便利になるわけではありません。

よくある失敗例

「玄関をいつもきれいにしたい」

と2WAY玄関を採用。

最初は家族全員が家族用ルート。

でも子どもは近い来客用から入る。

父親も同じ。

結局、家族用玄関は収納だけになり、

来客側にも靴が並ぶ。

さらに通路を取った分、収納棚が少ない。

「2WAYにするより、普通の玄関に大きな収納をつくればよかった」

と感じた。

チェックポイント

  • 家族用玄関を毎日使うか
  • 来客頻度を考えたか
  • 家族用ルートが遠回りにならないか
  • 入口・出口で収納壁が減っていないか
  • 朝に家族4人が使える広さか
  • 上着収納があるか
  • ランドセル収納とつながるか
  • ベビーカー後の用途を考えたか
  • 普通の玄関+収納と比較したか
  • 面積に対して効果があるか

まとめ

家族用玄関は、

あれば便利な間取りではあります。

でも、

「おしゃれだから」「玄関が片付くから」だけで採用しないこと。

重要なのは、

家族が毎日自然にそのルートを使うか。

住宅会社へ、

「家族用玄関をつくれますか?」ではなく、「来客用と家族用で、それぞれ玄関からLDKまで何歩ですか?家族は本当に遠い方を使いますか?」

と聞いてみる。

さらに、

2WAYにしたことで失う収納壁と床面積

まで比較する。

来客のための玄関より、365日使う家族が使いやすい玄関を優先する。

これが家族用玄関で後悔しないポイントです。

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