「間取りが決まってから家具を選べばいいですよね?」
家づくりでは、
LDK20畳。
寝室8畳。
子ども部屋5畳。
といった、
部屋の畳数
に目が向きがちです。
しかし本当に重要なのは、
その部屋に家具を置いた状態で、暮らしやすいか
ということです。
良い設計士は単に図面を描くのではなく、家族が実際にどう暮らすのかを理解して設計することが重要とされています。
だから住宅会社を見るときには、
家具まで図面に入れて間取りを考えてくれるか
も設計力を見るポイントになります。
「20畳LDK」だけでは広さは分からない
同じ20畳LDKでも、
縦長。
横長。
L型。
キッチン位置。
窓位置。
によって使いやすさは変わります。
そこに、
ダイニングテーブル。
ソファ。
テレビ。
収納。
を置けば、
実際に人が通れるスペースはさらに変わります。
だから畳数だけで判断しないことが大切です。
ダイニングテーブルを置いてみる
例えば4人掛けのダイニングテーブル。
図面上では置けても、
椅子を引いたら通れない。
キッチンとの間が狭い。
収納扉とぶつかる。
ということがあります。
重要なのは、
家具そのものの寸法だけでなく、使うためのスペースまで考えること
です。
ソファとテレビの位置も重要
LDKでは、
「大きなソファを置きたい」
という希望も多くあります。
しかし、
大きな窓。
リビング階段。
収納。
室内ドア。
などが多いと、
テレビを置く壁がなくなる
ことがあります。
完成してから、
「ソファは置けるけどテレビの場所がない」
では困ります。
コンセント計画にも関係する
家具配置が決まれば、
テレビ。
スマートフォン充電。
掃除機。
パソコン。
照明。
など、必要なコンセント位置も考えやすくなります。
つまり、
家具計画と電気計画はセット
です。
エアコン位置にも関係する
家具配置を考えずにエアコン位置を決めると、
エアコンの真下にテレビ。
風がソファへ直接当たる。
大型家具と干渉する。
といったことも考えられます。
住宅性能だけでなく、
実際の暮らしに合わせた空調配置
を考えることが重要です。
今持っている家具を使うなら採寸する
新居でも、
ダイニングテーブル。
ソファ。
ベッド。
タンス。
ピアノ。
などを使う予定なら、
契約前・設計段階でサイズを伝える
ことをおすすめします。
「だいたい入ると思います」
ではなく、実寸で図面へ配置します。
将来買いたい家具も考える
今は小さなソファでも、
「新居では3人掛けにしたい」
「6人掛けダイニングにしたい」
という希望があるなら、そのサイズで考えます。
住宅会社には、
今の暮らしだけでなく、新居でどう暮らしたいか
を伝えることが大切です。
子ども部屋も家具を置いて確認する
5畳の子ども部屋。
数字だけを見ると、
「少し狭いかな?」
と思うかもしれません。
しかし、
ベッド。
机。
収納。
を配置して十分使えるなら問題ない場合があります。
逆に6畳あっても、
ドア。
窓。
クローゼット。
の位置によって家具が置きにくいこともあります。
畳数より家具配置を見る
ことが重要です。
寝室もベッドを入れて確認する
寝室では、
ダブルベッド。
シングル2台。
将来別々にする。
など、家庭によって使い方が違います。
ベッドを置いたら、
クローゼットが開かない。
窓へ行けない。
通路が狭い。
ということがないよう確認します。
よくある失敗例
間取り図では、
「LDK20畳だから広い」
と思っていた。
完成後、
ソファ。
ダイニング。
テレビ。
を置くと、
通路が狭い。
さらにコンセントも家具の裏。
部屋の広さだけで、家具を置いた後の暮らしを確認していなかった。
原因
「部屋の広さ」と「実際に使える広さ」を同じだと考えてしまったことです。
後悔しないためのチェックポイント
- 家具を図面に入れているか
- ダイニングテーブルのサイズを確認したか
- 椅子を引くスペースがあるか
- ソファサイズを確認したか
- テレビ位置を決めたか
- コンセント位置と合っているか
- エアコンと家具が干渉しないか
- 寝室にベッドを配置したか
- 子ども部屋に机・ベッドを配置したか
- 将来購入する家具まで考えたか
まとめ
良い間取りとは、
図面だけできれいな間取りではありません。
家具を置いて。
家族が座って。
椅子を引いて。
人が歩いて。
収納を開けて。
初めて暮らしやすさが分かります。
良い設計士は家族の暮らしを理解して設計することが重要とされています。
だから住宅会社を選ぶなら、
「何畳にしますか?」だけではなく、「ここにどんな家具を置いて、どう暮らしますか?」まで聞いてくれる会社。
そこに、本当の設計力が表れます。
















