家づくりでは、価格はとても重要です。
少しでも安く建てたいと思うのは当然のことですし、私たちも無理に高い家をおすすめすることはありません。
しかし、住宅会社としてお伝えしたいのは、「安い家」と「コストパフォーマンスの高い家」はまったく違うということです。
広告で「本体価格○○万円」と大きく書かれている住宅を見て、「思ったより安い」と感じる方は少なくありません。
ところが、契約後に付帯工事費、地盤改良費、外構費、照明、カーテン、申請費用などが追加され、最終的には予算を大きく超えてしまうケースがあります。
また、価格を下げるために、断熱性能や窓、設備、保証内容が最低限になっている場合もあります。
建築費は抑えられても、住み始めてから光熱費が高くなったり、設備の交換時期が早くなったりすれば、長い目で見ると決して安い家ではありません。
さらに、性能が低い住宅では、夏は暑く冬は寒い生活が続きます。
その結果、「もう少し性能にお金をかければ良かった」と後悔される方も少なくありません。
私は、お客様にこうお伝えしています。
「家は価格ではなく、総額と将来の維持費で考えてください。」
例えば、建築費が100万円高くても、毎月の光熱費が抑えられ、設備も長持ちし、快適に暮らせるのであれば、その家は決して高い買い物ではありません。
本当に比較するべきなのは、
- 建築費
- 光熱費
- 修繕費
- メンテナンス費
- 保証内容
- 性能
これらを含めた「生涯コスト」です。
住宅は、30年以上暮らす場所です。
建てた日の価格だけで判断するのではなく、その後の暮らしまで考えて選ぶことが重要です。
よくある失敗例
- 本体価格だけを見て契約した
- 追加費用で予算オーバーになった
- 光熱費が高くなった
- 保証内容を確認していなかった
- 性能より価格を優先した
原因
「安い」という言葉だけで判断し、総額や性能を比較しなかったことです。
プロとしての考え方
私は、「安い家」をおすすめすることはありません。
おすすめしたいのは、価格と性能のバランスが取れた家です。
家は完成した瞬間ではなく、住み始めてから本当の価値が分かります。
だからこそ、価格だけではなく、「何が含まれているのか」「どんな暮らしができるのか」をしっかり見極めてほしいと思っています。
後悔しないためのチェックポイント
- 本体価格ではなく総額で比較したか
- 付帯工事や外構費まで含まれているか
- 断熱・耐震などの性能を確認したか
- 保証やアフターサービスを確認したか
- 30年間の維持費まで考えたか
まとめ
安いことは魅力です。
しかし、本当に大切なのは、**「建てた後も満足できるかどうか」**です。
価格だけで選んだ家は、後から後悔する可能性があります。
「安く建てる」ではなく、「価値ある家を建てる」。
その視点が、家づくりを成功へ導く一番の近道です。
ありがとうございます。
今回は、このシリーズの中でも特に重要なテーマです。
**「契約を急ぐこと」と「住宅会社選び」**は、一度判断すると簡単にはやり直せません。住宅会社の代表として、実際に数多くのご相談を受けてきた経験をもとにお伝えします。
















