よくある質問

子育てしやすい家は子どもが独立すると使いにくい?

 

「子育てを優先した間取りにすると、夫婦2人になったとき使いにくくなりませんか?」

これは、

子育て専用の間取りにしすぎると、その可能性があります。

例えば、

大きなおもちゃ収納。

ランドセル専用収納。

広い子ども部屋。

子ども専用スタディスペース。

など。

子育て中は便利でも、子どもが独立すると役割がなくなることがあります。

だから、

子育て設備をつくるのではなく、用途を変えられる場所をつくる

ことが重要です。

子育て期間は住宅人生の一部

30代で家を建てる。

子どもが独立するのが50代・60代。

その後も、

20年。

30年。

住む可能性があります。

つまり、

夫婦2人で暮らす期間もかなり長い

と考えておく必要があります。

ランドセル収納は将来どうする?

小学生
→ ランドセル

中高生
→ 学校バッグ

独立後
→ 夫婦のバッグ・日用品

というように変えられれば、無駄になりません。

そのため、ランドセル専用寸法に固定しすぎないことがポイントです。

おもちゃ収納も変えられる

幼児期
→ おもちゃ

小学生
→ 学用品

中高生
→ 本・家族用品

独立後
→ 日用品・趣味用品

可動棚なら、収納する物に合わせて変更できます。

スタディカウンターは夫婦も使える

子ども
→ 宿題

成長後
→ PC

独立後
→ 家計管理・趣味・在宅ワーク

として使えます。

子ども専用の高さやデザインにしすぎないことが大切です。

ファミクロも夫婦用へ

子育て中は家族4人分。

独立後は夫婦2人。

空いた部分を、

季節物。

旅行用品。

趣味用品。

などへ変更できます。

収納は比較的用途変更しやすい空間です。

子ども部屋は別用途へ

書斎。

趣味室。

客間。

夫婦別室。

帰省した子どもの寝室。

などへ変更できます。

そのためにも、特殊な子ども専用造作を増やしすぎないことがポイントです。

問題は「2階に機能を集めすぎる」こと

子ども部屋。

大収納。

バルコニー。

寝室。

全部2階。

子ども独立後も、

洗濯や収納のために毎日2階へ。

となると、年齢を重ねてから負担になる可能性があります。

1階完結を意識する

1階に、

LDK。

キッチン。

洗面。

浴室。

ランドリー。

収納。

そして将来寝られる場所。

があれば、

夫婦2人になったとき1階中心の生活

へ移行しやすくなります。

子育て中にも1階完結は便利

これは老後だけのメリットではありません。

小さな子どもがいる時期にも、

洗濯。

着替え。

収納。

生活。

が1階で完結すれば、階段移動を減らせます。

つまり、

子育てラクと老後ラクは共通する部分が多い

のです。

段差を増やしすぎない

小上がり。

スキップフロア。

段差のある空間。

子育て期には魅力的でも、年齢を重ねると使い方が変わる可能性があります。

採用するなら長期的な使い方まで考えます。

家を大きくしすぎない

子どものために、

部屋。

収納。

遊び場。

を増やし続ける。

子ども独立後には、大きな家を夫婦2人で管理することになります。

掃除やメンテナンスまで考え、

必要十分な広さ

にすることも重要です。

「今便利」と「将来便利」は両立できる

例えば、

畳コーナー
→ 幼児の昼寝→将来の寝室

スタディスペース
→ 宿題→夫婦の書斎

ファミクロ
→ 家族収納→夫婦収納

子ども部屋
→ 個室→趣味室

というように、

一つの場所を時間によって使い分ける

ことができます。

よくある失敗例

子どもが小さい時期を最優先。

専用収納。

専用学習スペース。

大きな子ども部屋。

をたくさんつくった。

20年後、子どもが独立。

使わない場所が増え、夫婦は1階だけで生活。

「子育て住宅ではなく、家族構成が変わっても使える住宅にすればよかった」

と感じた。

チェックポイント

  • 子ども専用造作を増やしすぎていないか
  • 収納を用途変更できるか
  • スタディスペースを将来使えるか
  • 子ども部屋を別用途へ変えられるか
  • ファミクロを夫婦2人でも使えるか
  • 1階だけで生活できるか
  • 将来1階に寝られるか
  • 階段移動を減らせるか
  • 家を大きくしすぎていないか
  • 30年後の夫婦2人を想像したか

まとめ

子育てしやすい家は、

子どもが独立すると使いにくくなる必要はありません。

ポイントは、

子ども専用にしすぎないこと。

住宅会社へ、

「子育てしやすい家にしてください」だけではなく、「この間取りを、子どもが5歳・15歳・25歳・独立後の4段階でどう使うか説明してください」

とお願いする。

今の家族にぴったり固定するのではなく、家族の変化に合わせて使い方を変えられる家にする。

これが、長く暮らせる子育て住宅のポイントです。

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