「子ども部屋は6畳くらい必要ですよね?」
間取りの打ち合わせで、よくいただく質問です。
昔は「子ども部屋は6畳以上」という考え方が一般的でした。
しかし、住宅会社として24年以上家づくりに携わってきた私の考えは少し違います。
子ども部屋は、広さより使い方が大切です。
まず考えていただきたいのは、お子さまが子ども部屋で過ごす時間です。
幼いうちは、ほとんどの時間をリビングで過ごします。
勉強も遊びも家族の近くで行うことが多く、自分の部屋を使う時間はそれほど長くありません。
中学生、高校生になると、自分の部屋で過ごす時間が増えてきます。
しかし、その期間も10年程度です。
その後は進学や就職、結婚などで家を離れる可能性があります。
つまり、子ども部屋は人生の中で最も長く使う部屋ではないのです。
だから私は、必要以上に広い子ども部屋をおすすめしていません。
大切なのは、
ベッドが置けること。
机が置けること。
収納があること。
そして、将来の使い方を考えておくことです。
例えば、子どもが独立した後は、
趣味の部屋。
書斎。
ゲストルーム。
収納スペース。
など、多目的に使えるように設計しておくと、長く活用できます。
また、兄弟姉妹がいるご家庭では、最初は一つの広い部屋として使い、成長に合わせて間仕切りできる設計もおすすめです。
私はお客様に、
「子ども部屋ではなく、家族の未来の部屋として考えましょう。」
とお話ししています。
よくある失敗例
- 必要以上に広くした
- リビングを狭くしてしまった
- 将来使い道がなくなった
- 収納が足りなかった
- 間仕切りを考えていなかった
原因
「今の子ども」に合わせて設計し、「将来の家族」を考えていなかったことです。
プロとしての考え方
私は子ども部屋を設計するとき、
「子どもが独立した後、この部屋はどう使いますか?」
という質問を必ずします。
その答えがある家ほど、長く住みやすい家になります。
後悔しないためのチェックポイント
- 将来の使い方を考えたか
- 収納は十分か
- ベッドと机を配置できるか
- 間仕切りできる設計か
- リビングとのバランスは良いか
まとめ
子ども部屋は、広ければ良いわけではありません。
子どもの成長と、その後の暮らしまで考えて設計すること。
それが、後悔しない間取りにつながります。
















