「子どもの上着は、子ども部屋のクローゼットに収納すればいいですよね?」
冬になるとよく見る光景です。
子どもが帰宅。
↓
ジャンパーを脱ぐ。
↓
ソファへポン。
翌朝、
「上着どこ?」
そして親が片付ける。
これを防ぎたいなら、
上着収納は子ども部屋ではなく、脱ぐ場所の近く
を考えます。
上着はどこで脱ぐ?
多くの場合、
玄関。
玄関ホール。
LDKへ入る前。
などで脱ぎます。
それなのに収納場所が2階の子ども部屋なら、
上着を片付けるためだけに階段を上がる必要があります。
子どもが毎日やってくれるでしょうか?
「脱ぐ場所=掛ける場所」にする
帰宅。
↓
玄関で上着を脱ぐ。
↓
その場で掛ける。
これなら、
片付けが一動作で終わります。
玄関近くに、
ファミリークローゼット。
コートクローク。
ハンガーパイプ。
フック。
などを設ける方法があります。
大人の上着も同じ
父親のコート。
母親のジャケット。
子どものジャンパー。
家族全員が玄関近くへ掛ければ、
上着をLDKへ持ち込まなくて済みます。
つまり、
玄関収納は靴だけではなく「外出着収納」
として考えると便利です。
子どもの高さに合わせる
大人用ハンガーパイプだけでは、
小さな子どもは届きません。
毎回、
「掛けて」
と親へ渡す。
これでは親の仕事が増えます。
そこで、
低い位置に、
フック。
ハンガーパイプ。
などを設けます。
小さい子なら「ハンガー」よりフック
ハンガーを取る。
↓
上着を掛ける。
↓
パイプへ戻す。
小さな子どもには少し面倒です。
フックなら、
引っ掛けるだけ。
毎日使う収納では、
きれいさより、戻しやすさ
を優先する方法もあります。
リュックや帽子も一緒に
上着だけでなく、
帽子。
園バッグ。
習い事バッグ。
ヘルメット。
なども外出時に使います。
例えば、
一人分の、
上着。
帽子。
バッグ。
を一か所へまとめる。
これを、
「お出かけロッカー」
のようにすると、子どもにも分かりやすくなります。
一人一か所にする
兄弟がいるなら、
長女
→ 上段・左
長男
→ 下段・右
など、
自分の場所を決めます。
名前。
マーク。
色分け。
などで分かりやすくする方法もあります。
朝の準備もラクになる
朝、
「上着どこ?」
「帽子は?」
「園バッグは?」
を探す。
これがなくなれば、朝のバタバタを減らせます。
玄関近くに、
外出に必要な物をまとめておく
と、
準備。
↓
靴を履く。
↓
上着を着る。
↓
そのまま出発。
とつながります。
濡れた上着はどうする?
雨の日。
レインコート。
濡れたジャンパー。
これを密閉クローゼットへすぐ入れるのは避けたい場合があります。
玄関収納では、
濡れた物を一時的に乾かせる場所
も考えます。
花粉を室内へ持ち込みたくない場合
花粉が付着した上着をLDKや寝室へ持ち込まず、玄関近くで脱ぐという考え方もあります。
ただし、住宅設備だけで花粉を完全に排除できるわけではありません。
帰宅時の衣類管理も含めて考えます。
コートクロークは奥行きにも注意
ハンガーに上着を掛ける場合、
肩幅分の奥行きが必要です。
浅すぎる収納では、
扉に服が当たる。
袖がはみ出す。
ということがあります。
実際に掛ける衣類を想定します。
扉は必要?
扉付きなら、
玄関がすっきり。
生活感を隠せます。
一方、
毎日、
開ける。
掛ける。
閉める。
という動作が増えます。
オープン収納なら使いやすいですが、来客から見える場合があります。
見た目と使いやすさのどちらを優先するか
で決めます。
玄関を狭くしてまで必要?
コートクロークを大きくしすぎて、
玄関が狭い。
家族4人が同時に靴を履けない。
では本末転倒です。
必要な上着の量を数えて、
収納量から寸法を決める
ことが重要です。
夏は何に使う?
冬はコート。
でも夏はほとんど空く。
その場合、
帽子。
日傘。
レインコート。
バッグ。
などに使えるようにしておけば、一年中活用できます。
よくある失敗例
子ども部屋に大きなクローゼットをつくった。
収納量は十分。
でも帰宅した子どもは、2階まで上着を持っていかない。
結果、
ソファ。
ダイニングチェア。
階段手すり。
に上着が掛かる。
毎晩親が片付ける。
「収納量ではなく、脱いだ場所に収納をつくればよかった」
と感じた。
チェックポイント
- 帰宅後どこで上着を脱ぐか
- 玄関近くに収納できるか
- 子どもの手が届く高さか
- フックで簡単に戻せるか
- 大人のコートも収納するか
- バッグ・帽子もまとめられるか
- 濡れた衣類をどうするか
- 必要な奥行きを確保したか
- 扉の有無を検討したか
- 夏も使える収納か
まとめ
子どもの上着収納で大切なのは、
「クローゼットが何帖あるか」ではありません。
重要なのは、
脱いだ場所から何歩で戻せるか。
理想は、
帰宅。
↓
脱ぐ。
↓
その場で掛ける。
これだけです。
住宅会社へ、
「子ども部屋にクローゼットがありますか?」ではなく、「小学1年生が帰宅して上着を脱いだ瞬間、自分でどこへ掛けますか?」
と聞いてみる。
そして、
ランドセル。
上着。
帽子。
バッグ。
を帰宅動線上にまとめる。
「片付けなさい」と教える前に、子どもが一人で片付けられる高さと場所をつくる。
これが、子育て家庭の上着収納で後悔しないポイントです。
















