「子どもが小さいうちはファミクロが便利そうですが、中学生・高校生になっても使ってくれますか?」
これはファミクロを考えるうえで、非常に重要なポイントです。
3歳。
5歳。
の子どもなら、
家族と一緒に着替える。
親が服を選ぶ。
ファミクロに家族全員分を収納する。
でも10年後、
13歳。
15歳。
になったらどうでしょう。
子どものプライバシーと自立
を考える必要が出てきます。
だからファミクロは、
「今の子どもに便利か」だけでなく、10年後に使い方を変えられるか
で考えます。
小さいころはファミクロと相性がいい
幼児期は、
親が服を選ぶ。
着替えを手伝う。
洗濯物も親が管理する。
という家庭が多いでしょう。
家族の服を一か所へまとめれば、
朝の準備もラクになります。
小学生になると自分で選び始める
成長すると、
「今日はこれを着る」
と、自分で服を選ぶようになります。
ファミクロに、
子ども自身が届く収納
があれば、自分で準備できます。
この時期は、
「親が服を管理する収納」
から、
「子どもが自分で管理する収納」
へ変えていく時期でもあります。
中学生になると状況が変わる
中学生になると、
制服。
部活着。
ジャージ。
私服。
学校バッグ。
スポーツ用品。
など、持ち物が増えます。
さらに、
自分の部屋で着替えたい
という子どもも出てきます。
ファミクロ=着替える場所にしない
ここがポイントです。
ファミクロを、
「服を収納する場所」
として使うなら、成長後も使いやすい可能性があります。
でも、
「家族全員がここで着替える場所」
と固定すると、思春期には使いにくくなる場合があります。
服を取って自室で着替えられるようにする
例えば、
ファミクロで服を取る。
↓
自分の部屋へ。
↓
着替える。
でも構いません。
ファミクロを、
収納場所と着替え場所に分けて考える
ことで、長く使いやすくなります。
子ども部屋にも収納を残す
「全部ファミクロだから、子ども部屋にはクローゼット不要」
とすると、将来困る可能性があります。
中高生になり、
「自分の服は自分の部屋に置きたい」
となったときに収納がない。
だから、
子ども部屋にも最低限の収納
を残しておく方法があります。
大きなクローゼットでなくてもいい
例えば子ども部屋には、
制服。
部活着。
お気に入りの私服。
バッグ。
を置ける程度。
普段の洗濯物はファミクロ。
という使い分けもできます。
「一軍」と「二軍」で分ける
例えば、
一軍
毎日着る・毎日洗う服
→ ファミクロ
二軍
制服・趣味服・季節物
→ 個室
という方法です。
これなら洗濯家事を減らしながら、子どもの自立にも対応できます。
服の量も増える
幼児服は小さい。
でも中高生になれば、大人と同じくらいのサイズになります。
さらに、
制服。
部活。
アウター。
バッグ。
なども増えます。
だから、
幼児2人分の服量を基準にファミクロを設計しない
ことが重要です。
ハンガーパイプの高さも変わる
幼児期は低い位置。
中学生になると高い位置でも使える。
そこで、
パイプ。
棚。
を将来変更できるようにしておくと便利です。
成長に合わせて高さを変えられる収納
を考えます。
家族4人分がずっと入るとは限らない
子どもの服が大きくなる。
物も増える。
でもファミクロの大きさは変わらない。
結果、
収納不足。
ということがあります。
だから、
「今余裕があるから大丈夫」
ではなく、
10年後の収納量
を考えます。
子どもがファミクロを使わなくなったら?
これは悪いことではありません。
子どもの服が個室へ移れば、
空いたスペースを、
夫婦の衣類。
季節物。
寝具。
バッグ。
家族共通収納。
として使えます。
つまり、
用途変更できればファミクロ自体は無駄になりません。
子どもが独立した後も考える
20年後。
子どもが独立。
夫婦2人。
大きなファミクロ。
その場合、
夫婦の衣類。
旅行用品。
趣味用品。
季節用品。
などの収納へ変更できます。
「子育て専用収納」にしない
ことが長く使うポイントです。
固定造作を細かくしすぎない
子ども用。
ランドセル用。
幼児服用。
と細かく固定。
数年後にはサイズが合わない。
ということがあります。
ファミクロでは、
可動棚。
高さ変更できるパイプ。
収納ケース。
など、
可変性を残す
方が長期間使いやすくなります。
よくある失敗例
子どもが3歳・5歳のとき、
「家族全員ここで着替えます」
と大きなファミクロを設計。
子ども部屋には収納なし。
10年後。
子どもは、
「自分の部屋で着替えたい」
と言い始めた。
でも服を置く場所がない。
ファミクロも成長した子どもの衣類でいっぱい。
「今の子育てだけでなく、思春期まで考えればよかった」
と感じた。
チェックポイント
- 幼児期だけで考えていないか
- 中学生・高校生を想像したか
- ファミクロを着替え場所に固定していないか
- 子ども部屋にも収納があるか
- 制服・部活用品の場所を考えたか
- 成長後の衣類量を考えたか
- パイプ高さを変更できるか
- 可動棚になっているか
- 子どもが使わなくなった後の用途を考えたか
- 独立後も使える収納か
まとめ
ファミクロは、
子どもが大きくなったら使えなくなる収納ではありません。
ただし、
使い方は変わる
と考えておくことが重要です。
幼児期
→ 家族全員で使用
小学生
→ 子ども自身で管理
中高生
→ ファミクロ+個室収納
独立後
→ 夫婦・家族共通収納
というように変化できます。
住宅会社へ、
「家族4人分のファミクロをつくってください」ではなく、「子どもが15歳になって自分の部屋で着替えるようになったとき、この収納をどう使いますか?」
と聞いてみる。
今の家族にぴったり合わせるより、家族の成長に合わせて変えられる収納にする。
これが、長く使えるファミクロのポイントです。
















