「太陽光発電って、本当に元が取れるんですか?」
家づくりを考えている方から、最も多くいただく質問の一つです。
結論から申し上げると、
「元が取れるか」だけで判断するものではありません。
もちろん、初期費用はかかります。
そのため、「何年で回収できますか?」という質問もよくいただきます。
しかし、住宅会社として24年以上家づくりをしてきた私が一番お伝えしたいのは、
太陽光発電の本当の価値は、「電気を売ること」ではなく、「電気を買わない暮らし」にあるということです。
以前は、発電した電気を高く売ることが大きな魅力でした。
しかし現在は、売電価格が下がり、自家消費の時代へ変わっています。
つまり、
昼間に発電した電気を、自分たちの家で使う。
これが太陽光発電の一番大きなメリットです。
特に近年は、電気料金が上昇しています。
今後も電気代が下がるとは考えにくい状況です。
だからこそ、自分の家で電気をつくり、自分の家で使うという考え方は、家計を守ることにもつながります。
また、災害時にも太陽光発電は大きな安心になります。
停電になっても、昼間であれば発電した電気を利用できる場合があります。
これは、お金では換えられない価値です。
ただし、注意点もあります。
屋根の向きや形状によって発電量は変わります。
また、住宅性能が低い家では、せっかく発電しても冷暖房費が多くかかり、効果を十分に感じられないこともあります。
私は、お客様にいつもこうお伝えしています。
「太陽光発電を付ける前に、電気を使わない家をつくりましょう。」
断熱性能。
気密性能。
窓性能。
これらが整った家だからこそ、太陽光発電のメリットは最大限に活かされます。
よくある失敗例
- 売電だけを期待した
- 屋根の向きを確認しなかった
- 発電量を理解していなかった
- 住宅性能が低かった
- メンテナンスを考えていなかった
原因
設備だけを見て、住宅全体の性能を考えなかったことです。
プロとしての考え方
私は太陽光発電を、
「家計を守る設備」
だと考えています。
電気代を抑え、災害時の安心にもつながる。
しかし、その前提には、高性能住宅があることを忘れてはいけません。
後悔しないためのチェックポイント
- 発電量を確認したか
- 自家消費を考えているか
- 屋根形状は適しているか
- 住宅性能は十分か
- メンテナンスも理解したか
まとめ
太陽光発電は、
「元が取れるか」ではなく、
「これからの暮らしを守れるか」
という視点で考えることが大切です。
私は、これからの時代に必要な設備の一つだと考えています。
















