よくある質問

変動金利が向いている家庭・固定金利が向いている家庭は?

「結局、変動金利と固定金利はどんな家庭が選べばいいんですか?」

結論

大きく分けると、

金利上昇を家計で吸収できる家庭 → 変動金利を検討しやすい

返済額を安定させたい家庭 → 固定金利を検討しやすい

と考えられます。

ただし、これは単純な二択ではありません。

重要なのは、

「金利がどうなるか」より「金利が変わったとき自分の家計がどうなるか」

です。

変動金利が向いている可能性がある家庭

例えば、

借入額を抑えている。

毎月十分に貯蓄できる。

手元資金がある。

金利上昇時も返済できる。

必要なら繰上返済できる。

という家庭です。

例えば金利が1%上がっても大丈夫?

変動金利を検討するなら、

現在の返済額だけではなく、

+0.5%
+1.0%
+2.0%

でも家計を試算します。

その状態でも、

教育費。

修繕積立。

貯蓄。

を続けられるか確認します。

「共働きだから変動で大丈夫」は注意

現在の世帯収入が高くても、

育休。

時短勤務。

転職。

介護。

などで収入が変わる可能性があります。

現在の最大世帯収入だけを基準にしないこと

が重要です。

固定金利が向いている可能性がある家庭

例えば、

毎月の住宅費を変えたくない。

教育費がこれから増える。

家計に大きな余裕がない。

金利上昇を心配したくない。

長期間同じ返済計画を維持したい。

という家庭です。

子ども2人なら固定?

子どもが2人だから必ず固定、という意味ではありません。

ただし、

大学進学。

住宅ローン。

車の買替え。

などが重なる時期に住宅ローン返済まで増えると家計への負担が大きくなります。

そのため、返済額を確定させる価値が高い家庭もあります。

金利差を「保険料」のように考える

例えば、

変動より固定の返済額が月1万円高い。

という場合。

※説明用の例です。

その差を、

単純な損。

ではなく、

金利上昇リスクを避けるために支払うコスト

として考える方法があります。

変動を選ぶなら余裕資金を残す

変動金利を選んで、

浮いた返済額をすべて生活費へ使う。

のではなく、

金利上昇に備えて貯蓄する

という考え方が重要です。

固定を選んでも借りすぎない

固定金利なら返済額が見通せる。

だから限界まで借りる。

では意味がありません。

固定でも変動でも、

借入額そのものを安全な範囲にすること

が最優先です。

ミックス型という考え方もある

金融機関・商品によっては、

借入の一部を固定。

一部を変動。

とする方法もあります。

固定か変動か100%どちらかに決める以外の選択肢がある場合もあります。

夫婦で意見が違う場合


→ 変動の低金利がいい。


→ 固定で安心したい。

という場合。

「どちらが正しいか」ではなく、

金利が上がった場合に家計がどうなるかを数字で見る

と判断しやすくなります。

3パターンで比較する

おすすめは、

①現在の変動金利

②変動金利+1%

③全期間固定金利

で、

月返済。

総返済額。

教育費ピーク時。

退職時残高。

を比較することです。

チェックポイント

  • 金利上昇時を試算したか
  • 手元資金に余裕があるか
  • 毎月貯蓄できるか
  • 教育費ピークを確認したか
  • 収入減少も考えたか
  • 完済年齢を確認したか
  • 固定と変動の総額を比較したか
  • ミックス型も確認したか

まとめ

変動金利と固定金利は、

「どちらの金利が低い?」だけで決めないこと。

判断基準は、

金利上昇に耐えられる家計なら変動を検討。
返済額を安定させたいなら固定を検討。

です。

そして最も大切なのは、

どちらを選んでも無理のない借入額にすること。

金融機関には、

「おすすめは変動ですか?固定ですか?」ではなく、「私たちの家計で金利が1%上昇した場合と固定を選んだ場合を、教育費・老後資金まで含めて比較してください」

と相談する。

住宅ローン選びの正解は、将来の金利を当てることではありません。
金利がどう動いても家族の暮らしを守れることです。

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