「塗り壁の外壁はサイディングのような継ぎ目が少ないので、メンテナンス不要ですか?」
塗り壁も、
基本的に点検・メンテナンスは必要です。
ただし、
塗り壁材。
下地。
仕上げ材。
施工方法。
立地条件。
などによってメンテナンス方法や時期は異なります。
塗り壁のメリット
塗り壁は、
サイディングのような目地が目立ちにくく、
継ぎ目の少ない一体感のある外観
をつくりやすいのが特徴です。
デザイン性を重視する住宅でも人気があります。
「継ぎ目が少ない=メンテナンスゼロ」ではない
塗り壁でも、
雨。
紫外線。
風。
汚れ。
建物の動き。
などの影響を受けます。
まず何の塗り壁か確認
一口に塗り壁といっても、
材料。
仕上げ。
工法。
が違います。
住宅会社へ、
メーカー・商品名・下地・仕上げ方法
を確認します。
症状① 汚れ
白系・明るい色の塗り壁では、
雨だれ。
排気汚れ。
土埃。
などが目立つ場合があります。
北側ではコケ・藻も
日当たり。
湿気。
植栽。
周辺環境。
などによっては、
コケ。
藻。
カビ。
などが気になる場合があります。
症状② ひび割れ
塗り壁で気になるのが、
クラック・ひび
です。
ただし、すべてのひびが構造的な問題を意味するわけではありません。
小さなひびでも確認
細いひびだから放置。
大きいから危険。
と自分だけで判断せず、
幅。
長さ。
場所。
変化。
などを記録し、必要に応じて住宅会社へ相談します。
写真を撮って比較する
例えば、
5年目に細いひび。
↓
7年目も同じ。
なのか、
↓
少しずつ広がっている。
のか。
写真があると変化を確認しやすくなります。
症状③ 色あせ・変色
紫外線や雨などによって、仕上げ面の色・状態が変化する場合があります。
特に方角による違いも確認します。
症状④ 浮き・剥がれ
仕上げ材や下地の状態によって、
浮き。
剥離。
などが発生する場合があります。
気づいたら早めに相談します。
塗り壁も再塗装する?
使用している材料・工法によっては、将来的に、
再塗装。
トップコート。
部分補修。
などが必要になる場合があります。
「塗り壁は20年」と決めない
何年で再塗装?
という質問に、
全国すべての塗り壁は○年
とは答えられません。
メーカーのメンテナンス情報と実際の状態を確認します。
高圧洗浄にも注意
汚れが気になるから、
高圧洗浄機を近距離から当てる。
これは仕上げ材を傷める可能性があります。
清掃方法はメーカー・施工会社へ確認します。
自分で塗って補修していい?
小さな汚れ・ひびを見つけて、
ホームセンターの商品でDIY補修。
これも慎重に。
色が合わない。
仕上げが変わる。
保証へ影響。
という可能性があります。
補修跡が目立つ場合も
塗り壁は一体的な仕上がりが魅力ですが、部分補修すると、
新しい部分。
古い部分。
で色・質感が違って見える場合があります。
新築時に補修方法を聞く
おすすめは、
引き渡し時に、
小さなひびが出たらどうする?
汚れたらどう洗う?
部分補修できる?
を聞いておくことです。
余った材料を保管できる場合も
施工会社によっては、補修用の材料について確認できる場合があります。
保管方法や使用期限も含めて相談します。
軒の出も影響
外壁を雨や日射から守るうえでは、
軒の出
も関係します。
軒が深い部分と、雨が直接当たりやすい部分では、汚れ方・劣化状況が違う場合があります。
外壁デザインだけで選ばない
塗り壁は、
見た目が好き。
高級感がある。
という理由だけでなく、
将来どうメンテナンスする外壁なのか
まで確認して選ぶことが重要です。
足場費も考える
全面的な外壁メンテナンスが必要になれば、2階建てなどでは足場が必要になる場合があります。
将来費用として考えます。
保証も確認
塗り壁について、
ひび。
剥がれ。
仕上げ。
防水。
など、どこまで保証対象なのか確認します。
「外壁保証○年」という数字だけではなく中身を見ます。
よくある失敗例
「塗り壁はサイディングみたいなシーリングが少ないから、メンテナンスフリー」
と思って採用。
数年後、
汚れ。
小さなひび。
部分補修。
について初めて調べた。
「建てる前に掃除・補修・再塗装まで確認すればよかった」
と感じた。
チェックポイント
- 塗り壁の商品名を確認したか
- 下地・仕上げを確認したか
- メーカー推奨点検を確認したか
- 汚れを確認したか
- コケ・藻を確認したか
- ひびを記録しているか
- 浮き・剥がれを確認したか
- 清掃方法を確認したか
- 将来の再塗装等を確認したか
- 保証内容を確認したか
まとめ
塗り壁も、
メンテナンス不要ではありません。
ただし、
「10年で必ず塗装」など年数だけで決めない。
確認するのは、
材料・工法
+汚れ
+ひび
+浮き・剥がれ
+清掃方法
+将来の再塗装・補修
です。
住宅会社へ、
「塗り壁は何年もちますか?」だけではなく、「この塗り壁は10年・20年後にどんな点検・補修・再塗装が想定されますか?」
と聞く。
外壁は「新築時にきれいか」だけではなく、「20年後にどう維持するか」まで考えて選ぶ。
これが塗り壁で後悔しないポイントです。
















