よくある質問

基礎断熱と床断熱、どちらがいい?

 

「床下まで断熱する基礎断熱のほうが、床断熱より暖かいんですか?」

床まわりの断熱方法には、大きく、

床断熱

基礎断熱

という考え方があります。

床断熱は、主に1階の床下に断熱材を施工し、床下を室外側として考える方法。

基礎断熱は、基礎部分に断熱を施し、床下空間を建物の温熱環境に取り込む考え方です。

どちらも適切に設計・施工すれば使える方法で、

「基礎断熱だから高性能」とは限りません。

床断熱の特徴

床断熱では、

床下と室内を床部分で断熱する

考え方になります。

木造住宅で採用されている一般的な方法の一つです。

重要なのは、

断熱材を隙間なく施工する。

配管まわりを適切に処理する。

床と壁の取り合いで気密を確保する。

といった施工です。

基礎断熱の特徴

基礎断熱では、基礎の立ち上がり部分などに断熱を施します。

床下を外部と完全に同じ環境として扱うのではなく、

床下を含めて温熱環境を考える

ことが特徴です。

床下エアコンなどの暖房方式と組み合わせる住宅もあります。

基礎断熱はシロアリ対策も確認する

基礎断熱で特に確認しておきたいのが、

シロアリ対策です。

断熱材の配置や施工方法によっては、点検のしやすさなどを含めた対策が重要になります。

どのような防蟻方法を採用しているのか。

基礎周辺を点検できるのか。

将来のメンテナンスはどうするのか。

まで確認しておきたいところです。

床下の湿気対策も重要

基礎断熱では、

床下をどのような環境に保つのか。

換気や空気循環をどう考えるのか。

湿気をどう管理するのか。

といった設計も重要になります。

断熱だけを見て、床下環境を見ない

という判断は避けたいところです。

床断熱でも施工品質が重要

床断熱の場合も同じです。

高性能な断熱材を使っていても、

断熱材に隙間がある。

配管貫通部の処理が不十分。

床と壁の取り合いから空気が入る。

という状態では、本来の性能を十分に発揮できません。

既存Q14でも、設計上の性能だけではなく、実際の施工品質を測定して確認する重要性を扱っています。

よくある失敗例

「基礎断熱のほうが高性能」

と聞いて採用。

しかし、

床下の湿気対策。

シロアリ対策。

点検方法。

気密性能。

について詳しく確認していなかった。

結果、

工法の名前だけで選んでしまった。

原因

「基礎断熱か床断熱か」だけを比較し、床下を含めた家全体の設計を確認しなかったことです。

後悔しないためのチェックポイント

  • 床断熱か基礎断熱か確認したか
  • その工法を採用する理由を聞いたか
  • 断熱材の仕様を確認したか
  • 床下の湿気対策を確認したか
  • シロアリ対策を確認したか
  • 床下を点検しやすいか
  • 気密性能を確認したか
  • 気密測定を行っているか

まとめ

基礎断熱と床断熱は、

どちらが上というものではありません。

大切なのは、

その断熱方法に合った設計と施工ができていること。

特に基礎断熱なら、

断熱。

気密。

湿気。

シロアリ。

点検・メンテナンス。

までセットで考える必要があります。

「どちらの工法ですか?」だけではなく、「なぜその工法を採用し、どのように性能を確保していますか?」と確認する。

それが、床まわりの断熱で後悔しないためのポイントです。

 

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