「相場より安い土地を見つけました。土地が安ければ家づくり総額も安くできますか?」
結論
土地価格が安い=家づくり総額も安い、とは限りません。
特に、
高低差がある
+道路より低い・高い
+盛土・切土が必要
+擁壁がある
+残土処分が多い
といった土地では、造成費が増える可能性があります。
土地は、
売買価格+家を建てられる状態にする費用
で比較することが重要です。
① 道路より低い土地
敷地が道路より低い場合、
盛土。
土留め。
排水計画。
などが必要になることがあります。
単純に土を入れて高くすればいいとは限りません。
② 道路より高い土地
道路より高い土地では、
駐車場を作るための掘削。
残土処分。
土留め。
階段。
スロープ。
などが必要になる場合があります。
③ 土地に大きな高低差がある
敷地内に傾斜がある場合、
土地を平らにする造成。
擁壁。
基礎計画。
外構。
などに影響する可能性があります。
④ 古い擁壁がある
「すでに擁壁があるから造成費は不要」
とは限りません。
既存擁壁の、
構造。
高さ。
劣化状態。
図面。
検査・許可関係。
などを確認する必要があります。
⑤ 盛土が必要
建物や駐車場を作るために大量の土を入れる場合、
土そのものだけでなく、
運搬。
転圧。
土留め。
排水。
などの費用が必要になる可能性があります。
⑥ 土を捨てるにもお金がかかる
逆に土地を削る場合は、
残土処分
が必要になります。
掘った土をすべて敷地内で利用できるとは限りません。
⑦ 駐車場造成を忘れない
久留米周辺で車2台・3台を想定するなら、
建物が建つ場所だけでなく、
道路から駐車場へスムーズに入れるか
も重要です。
高低差があると外構費が大きくなる可能性があります。
安い土地が逆転する例
例えば、
A土地
土地700万円
造成100万円
→ 800万円
B土地
土地500万円
造成400万円
→ 900万円
なら、土地価格はBのほうが200万円安くても、造成まで含めればAのほうが安くなります。
※金額は考え方を説明する仮例です。
さらに地盤・水道もある
造成費だけではありません。
地盤改良。
水道引込み。
排水。
擁壁。
外構。
まで必要になれば、土地価格との差以上に追加費用が発生する可能性があります。
土地購入前に住宅会社へ見てもらう
おすすめは、
気に入った土地を契約する前に、建築する住宅会社へ確認してもらうこと。
希望する家。
駐車台数。
庭。
建物配置。
まで考えたうえで、造成費を概算します。
チェックポイント
- 道路との高低差を確認したか
- 盛土・切土が必要か
- 残土処分を確認したか
- 擁壁を確認したか
- 排水計画を確認したか
- 駐車場造成を確認したか
- 地盤費を確認したか
- 水道引込みを確認したか
- 土地+造成+建築の総額で比較したか
まとめ
土地選びでは、
「500万円だから安い」ではなく、「家を建てられる状態までいくら?」
を見ることが重要です。
住宅会社には、
「この土地は安いですよね?」ではなく、「希望する家・駐車場・外構まで作るために、造成・擁壁・地盤・給排水で追加費用はいくら想定されますか?」
と聞く。
土地は価格で買うのではなく、建築後の総額で判断する。
これが予算オーバーを防ぐ土地選びの基本です。
















