「収納は多い方が安心ですよね?」
この質問も、本当によくいただきます。
答えは、
半分正解で、半分間違いです。
確かに収納不足は、新築後の後悔ランキングで毎年上位に入ります。
しかし一方で、
収納を増やし過ぎて後悔する方もいるのです。
「収納が多いのに片付かない。」
実は、これも非常によくある相談です。
原因は、
収納が悪いのではありません。
収納する場所が悪いのです。
例えば、
掃除機は1階で使うのに収納は2階。
タオルは洗面所で使うのに収納は廊下。
食品ストックはキッチンから遠い。
このような収納では、
結局使わなくなります。
収納は量ではなく、
場所なのです。
私は収納を考えるとき、
「何を収納しますか?」
ではなく、
「どこで使いますか?」
と質問します。
例えば、
玄関には靴だけではありません。
ベビーカー。
ゴルフバッグ。
子どもの外遊び道具。
防災用品。
これらを考えて収納を設計します。
リビング収納なら、
ティッシュ。
薬。
充電器。
学校のお便り。
掃除用品。
これらが自然に片付くように設計します。
収納とは、
部屋ではありません。
生活を整える仕組みです。
そしてもう一つ。
収納は、
未来まで考える必要があります。
子どもは成長します。
荷物は必ず増えます。
だから私は、
現在の荷物ではなく、
10年後の荷物を想像して収納を考えています。
よくある失敗例
- ウォークインクローゼットだけ大きい
- リビング収納がない
- パントリーが狭い
- 季節家電をしまう場所がない
- 掃除機の収納を忘れた
原因
収納量だけを考え、
使う場所を考えなかったことです。
プロとしての考え方
私は収納を設計するとき、
「物の住所を決める」
という考え方をしています。
家中の物すべてに、
帰る場所をつくる。
そうすると、
自然と片付く家になります。
後悔しないためのチェックポイント
- 使う場所の近くに収納があるか
- 将来の荷物も考えているか
- 季節用品の収納はあるか
- リビング収納は十分か
- 「何をしまうか」まで決めているか
まとめ
収納は、
広さではありません。
使いやすさです。
収納が多い家ではなく、
自然と片付く家。
それが、本当に住みやすい間取りだと私は考えています。
















