よくある質問

光熱費まで説明してくれる会社は信用できる?

 

「住宅会社から『高性能なので光熱費が安くなります』と言われました。本当に信用していいですか?」

高断熱・高気密住宅では、

冷暖房に必要なエネルギーを抑えやすくなります。

そのため住宅会社から、

「光熱費が安くなります」

と説明されることがあります。

しかし、

具体的な根拠なしに「電気代が安くなります」と言い切る説明には注意が必要です。

なぜなら実際の光熱費は、

建物性能だけでは決まらないからです。

光熱費に影響するものは多い

実際の電気使用量には、

断熱性能。

気密性能。

窓。

日射。

エアコン。

換気。

給湯。

家族人数。

設定温度。

在宅時間。

家電。

など、多くの条件が関係します。

同じ住宅でも、

暮らし方によって光熱費は変わります。

「月○円です」と断定しない会社の方が安心

例えば、

「この家なら電気代は月8,000円です」

と断定された場合、

何を前提にしているのか確認します。

家族人数は?

設定温度は?

給湯を含む?

太陽光発電は?

売電を含む?

電気料金単価は?

という条件によって結果は変わります。

だから良い会社は、

「この条件なら、このくらいが一つの目安です」

と前提条件を説明します。

UA値だけでは光熱費は決まらない

UA値が良いことは重要です。

しかし、

UA値0.46だから年間電気代○万円

と単純には決まりません。

例えば、

西側に大きな窓。

夏の日射遮蔽なし。

という住宅なら、冷房負荷が増える可能性があります。

つまり、

断熱+窓+日射+空調

をセットで考える必要があります。

C値も重要

高断熱でも隙間が多ければ、

外気が入りやすくなり、計画した温熱環境へ影響します。

だから、

断熱性能だけでなく気密性能を実測しているか

も確認したいところです。

既存Q4でも、良い住宅会社はUA値・C値・耐震等級などを具体的な数字で説明できることが重要とされています。

第一種熱交換換気も光熱費に関係する

第一種熱交換換気では、

排気する空気が持つ熱を利用しながら換気します。

一方で、

ファンを24時間動かすため電力も使用します。

だから、

熱交換率。

消費電力。

フィルター。

メンテナンス。

まで考えます。

熱交換率だけで省エネを判断しないこと

が重要です。

太陽光を入れる場合は分けて説明してもらう

太陽光発電がある住宅では、

電力会社から買う電気が減る場合があります。

そのため、

「電気代が月○円」

という説明だけでは、

建物性能による省エネなのか、太陽光発電による効果なのか

分かりにくくなります。

できれば、

住宅の消費エネルギー。

太陽光の発電。

自家消費。

売電。

を分けて説明してもらいます。

売電収入だけで判断しない

太陽光を採用する場合、

「年間○万円売電できます」

という説明だけで判断しないことも大切です。

売電単価。

発電量。

自家消費量。

天候。

設備状態。

などによって変わります。

住宅会社には、

売電がなくても家計上無理のない計画か

という視点も持ってほしいところです。

将来の電気料金も正確には分からない

20年後の電気料金を正確に予測することはできません。

だから、

「30年間で必ず○百万円得します」

という断定ではなく、

複数の条件でシミュレーションする

方が現実的です。

例えば、

現在の電気料金。

電気料金上昇。

家族人数の変化。

などです。

実際に建てたOB宅のデータも参考になる

住宅会社が、

過去に建てた住宅の、

実際の電気使用量。

太陽光発電量。

などを、お客様の同意を得た形で参考資料として持っているなら、検討材料になります。

ただし、

家族人数。

建物面積。

暮らし方。

が違うため、

そのまま自分たちの家の光熱費になるわけではありません。

よくある失敗例

住宅会社から、

「高性能住宅なので電気代はほとんどかかりません」

と言われて契約。

しかし、

家族人数。

冷暖房設定。

給湯。

太陽光。

換気。

などの条件は確認していなかった。

住み始めて、

聞いていた金額と実際の光熱費が違うと感じてしまった。

原因

光熱費を住宅性能だけで決まる固定金額だと考えてしまったことです。

後悔しないためのチェックポイント

  • 光熱費の根拠を説明しているか
  • 家族人数を前提にしているか
  • 冷暖房条件を明確にしているか
  • 給湯を含んでいるか
  • UA値を確認したか
  • C値を実測するか
  • 換気設備の消費電力を考えているか
  • 太陽光効果を分けて説明しているか
  • 売電収入だけで有利に見せていないか
  • シミュレーションを断定値として説明していないか

まとめ

光熱費まで説明してくれる住宅会社は、

家を建てた後の暮らしまで考えているかを見る一つの材料になります。

しかし重要なのは、

「安くなります」という言葉ではなく、その根拠です。

建物性能。

家族人数。

冷暖房。

換気。

給湯。

太陽光。

電気料金。

これらの条件を明確にして説明する。

そして、

シミュレーションは保証額ではなく、一定条件に基づく目安として扱う。

住宅会社を選ぶなら、

「電気代はいくらになりますか?」だけではなく、「その数字は、どんな条件で計算していますか?」

まで聞いてください。

数字を大きく見せる会社ではなく、数字の根拠と限界まで説明してくれる会社を選ぶことが大切です。

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