「建替え中の仮住まいには、家賃以外も含めてどのくらい予算を見ておけばいいですか?」
同じ土地で建替える場合、
今の家を解体してから新居が完成するまで、
別の場所で暮らす期間
が発生します。
ここで注意したいのが、
仮住まい費=家賃だけではない
ということです。
まず仮住まい期間を確認
例えば、
解体。
↓
基礎。
↓
建築。
↓
完成。
↓
引き渡し。
まで何か月必要なのか。
仮住まいの契約は、
工事期間ぴったりではなく、前後の引っ越し期間も含めて考える
必要があります。
家賃は地域・広さで大きく違う
夫婦2人。
家族4人。
ペットあり。
駐車場2台。
では必要な物件が違います。
そのため、
「仮住まいは月○万円」
と一律には決められません。
まず実際の建替え予定地周辺で、
短期で借りられる物件の相場
を確認します。
初期費用も確認
賃貸住宅では契約内容によって、
敷金。
礼金。
仲介手数料。
保証関係費用。
火災保険。
鍵交換等。
などが必要になる場合があります。
家賃だけで予算を組まないことが重要です。
短期契約できるか?
一般的な賃貸住宅では、建替え期間だけの短期入居を希望すると条件が合わない場合があります。
そのため、
「6〜8か月程度だけ借りたい」
など、予定期間を最初に伝えて探します。
工期が延びたら?
ここは非常に重要です。
天候。
工事状況。
資材。
その他の事情。
によって、完成時期が変わる可能性があります。
仮住まいの契約が、
「○月までしか住めない」
となっていると困ります。
延長条件を契約前に確認
仮住まいを探すときは、
延長できる?
いつまでに連絡?
追加費用は?
を確認します。
工期が1〜2か月延びた場合
も想定しておくと安心です。
駐車場代も忘れない
現在は敷地内に車2台。
仮住まいでは駐車場1台分しかない。
もう1台は月極駐車場。
となれば、別途費用が必要です。
50代・60代の建替えでは車を複数所有している家庭もあるため、早めに確認します。
ペットがいると選択肢が変わる
犬。
猫。
などがいる場合、
ペット可。
短期入居可。
必要な広さ。
という条件が重なります。
物件が限定される可能性があるため、Q67でも詳しく扱います。
荷物を全部持っていける?
現在は4LDK。
仮住まいは2LDK。
となれば、家具・荷物が入りきらない可能性があります。
その場合、
トランクルーム。
倉庫。
などの費用も仮住まい関連費として考えます。
大型家具は本当に持っていく?
タンス。
大型ソファ。
古いベッド。
食器棚。
など。
仮住まいへ運び、
数か月後にまた新居へ運ぶ。
その家具を新居でも使うのか確認します。
使わないなら、
建替え前に処分した方が引っ越し負担を減らせる
場合があります。
光熱費・通信も確認
仮住まい期間中にも、
電気。
ガス。
水道。
インターネット。
などが必要です。
契約・移転・解約等の手続きも含めて整理します。
引っ越し費用は別
仮住まい費の中に、
引っ越し代が含まれているとは限りません。
建替えでは、
今の家→仮住まい。
仮住まい→新居。
の2回を考えます。
親族宅なら無料?
親や子どもの家へ一時的に住む場合、家賃を抑えられる可能性があります。
でも、
荷物保管。
駐車場。
通勤。
生活費。
家族同居の負担。
なども考えます。
家賃0円=負担0
とは限りません。
仮住まいは「安さだけ」で選ばない
半年程度でも毎日暮らします。
通勤。
病院。
買い物。
学校。
駐車場。
階段。
なども重要です。
特に高齢の家族がいる場合は、生活のしやすさも確認します。
仮住まい期間に余裕を持たせる
資金計画では、
予定工期ぴったりの家賃だけではなく、
少し延長した場合でも対応できる予備費
を持っておくと安心です。
よくある失敗例
「仮住まいは家賃8万円×6か月で48万円」
と計算。
でも実際には、
契約時の初期費用。
駐車場。
トランクルーム。
引っ越し。
工期延長。
などが追加。
「家賃だけではなく、仮住まい生活全体で予算を組めばよかった」
と感じた。
※金額は説明用の例です。
チェックポイント
- 仮住まい期間を確認したか
- 前後の引っ越し期間を入れたか
- 家賃相場を確認したか
- 初期費用を確認したか
- 短期契約できるか
- 延長できるか
- 駐車場代を入れたか
- ペット条件を確認したか
- トランクルームが必要か
- 工期延長用の予備費を考えたか
まとめ
仮住まい費は、
「家賃×工事月数」だけではありません。
考えたいのは、
家賃
+契約時の初期費用
+駐車場
+荷物保管
+必要な生活関連費
+工期延長への余裕
です。
住宅会社や不動産会社へ、
「仮住まいはいくらくらいですか?」ではなく、「予定工期より1〜2か月延びた場合も含めて、入居から退去までに必要な費用を出してください」
と確認する。
建替え予算は、新しい家だけではなく、完成まで安心して暮らすためのお金まで含めて考える。
これが仮住まい費で後悔しないポイントです。
















