「ボーナスが毎年出ているので、住宅ローンもボーナス払いを使えば月々の返済を抑えられますよね?」
結論
ボーナス払いを利用すること自体が悪いわけではありません。
ただし、
ボーナスが35年間・40年間、今と同じ金額で支給される前提で住宅予算を決めるのは慎重に考えるべきです。
基本は、
毎月の収入で無理なく返せる住宅ローン
を中心に考えるほうが、家計の変化には対応しやすくなります。
ボーナス払いとは?
住宅ローンでは、
毎月返済。
+
年2回などのボーナス返済。
を組み合わせる方法があります。
その分、毎月の返済額を低く見せることができます。
例えば「月7万円」でも?
広告などで、
住宅ローン月々7万円
と表示されていても、
ボーナス時に15万円を年2回返済。
という条件なら、
年間返済額は、
7万円×12か月=84万円
+
15万円×2回=30万円
で、
年間114万円
です。
月平均に直せば、
約9万5,000円
になります。
※金額は仕組みを説明するための例です。
「月々○万円」にボーナス払いが隠れていないか
住宅広告を見るときは、
月々返済額だけではなく、
ボーナス払いあり・なし
を必ず確認します。
ボーナスは保証された収入?
会社の業績。
勤務先の制度。
転職。
育休。
時短勤務。
退職。
などによって、将来のボーナス額が変わる可能性があります。
ボーナスが減ったら?
住宅ローンのボーナス返済は残ります。
例えば、
予定していたボーナス50万円。
↓
実際は20万円。
となっても、住宅ローン返済額が自動的に減るわけではありません。
※金額は説明用の例です。
ボーナスには他の使い道もある
ボーナスを住宅ローン返済へ固定すると、
車の買替え。
教育費。
旅行。
家電購入。
住宅修繕。
貯蓄。
などへ使えるお金が減ります。
子どもの教育費と重なることも
住宅ローンを組んだ直後は余裕があっても、
10年後。
15年後。
には高校・大学などの教育費が増える可能性があります。
その時期にもボーナス返済は続きます。
ボーナス払いなしの返済額も確認
おすすめは、
①ボーナス払いあり
と、
②ボーナス払いなし
の両方を試算することです。
ボーナスは「返済」より「余裕資金」にする考え方も
毎月返済だけで無理なく住宅ローンを組み、
ボーナスが出たら、
貯蓄。
教育費。
修繕積立。
必要に応じて繰上返済。
へ使う方法もあります。
こちらのほうが、その時々の家計状況に合わせて判断しやすくなります。
50代・60代は特に注意
定年前はボーナスがある。
↓
定年後はなくなる。
という場合があります。
完済年齢が退職後になるなら、ボーナス返済をどうするか必ず確認します。
チェックポイント
- ボーナス返済額を確認したか
- 年間返済額で見たか
- 月平均額へ直したか
- ボーナス減額を想定したか
- 育休・転職を考えたか
- 教育費と重ならないか
- 車の買替えを考えたか
- ボーナス払いなしでも返せるか
まとめ
ボーナス払いで重要なのは、
「月々の返済を安く見せるために使わないこと」です。
金融機関には、
「ボーナス払いを入れたら月々いくらになりますか?」だけではなく、「ボーナス払いなしの場合と、年間返済額・総返済額を比較してください」
と聞く。
住宅ローンは毎月の収入で無理なく返せる金額を基本にして、ボーナスは家計の余裕として残す。
これが長期返済で安心しやすい考え方です。
















