「スーパーまで車で10分くらいなら大丈夫ですよね。」
土地探しでは、価格や広さに目が向きがちですが、実際に住み始めてから毎日の満足度を左右するのが生活利便性です。
住宅会社として24年以上、多くのお客様の家づくりに携わってきましたが、
「買い物が不便だった。」
「病院が遠かった。」
という後悔は決して少なくありません。
若い頃は車で10分、15分の距離も苦にならないかもしれません。
しかし、
共働きで仕事帰りに買い物をする。
子どもが熱を出して病院へ急ぐ。
年齢を重ねて車の運転が難しくなる。
そんな場面になると、その10分が大きな負担になります。
私は土地を見るとき、必ず生活施設を確認します。
スーパー。
ドラッグストア。
病院。
コンビニ。
郵便局。
銀行。
公園。
これらがどの位置にあるのかを、お客様と一緒に確認します。
もちろん、近ければ近いほど良いというわけではありません。
例えば、大型スーパーのすぐ隣は便利ですが、交通量や騒音が気になることもあります。
病院の近くも安心ですが、救急車の音が気になる方もいらっしゃいます。
つまり大切なのは、
「近いこと」ではなく、「ちょうど良い距離」にあることです。
また、徒歩で行けるかどうかも重要です。
最近は高齢になってからも同じ家に住み続ける方が増えています。
そのとき、徒歩圏内に生活施設があることは大きな安心につながります。
私はお客様に、
「10年後ではなく、30年後の自分を想像してください。」
とお話ししています。
今だけではなく、将来まで快適に暮らせる土地こそ、本当に価値のある土地なのです。
よくある失敗例
- 車がある前提で土地を選んだ
- スーパーまで遠かった
- 病院が少なかった
- 高齢になってから不便を感じた
- 交通量を確認していなかった
原因
今の生活だけを基準に考えてしまったことです。
プロとしての考え方
私は土地を見るとき、
「家」ではなく「暮らし」を見ています。
便利さとは、施設が近いことではありません。
毎日の生活が無理なく続けられることです。
後悔しないためのチェックポイント
- スーパーまで徒歩で行けるか
- 病院やドラッグストアは近いか
- 将来車がなくても生活できるか
- 交通量は多すぎないか
- 家族全員が暮らしやすい環境か
まとめ
土地は一生の買い物です。
だからこそ、
**「今の便利さ」だけではなく、「将来の安心」**まで考えて選ぶことが大切です。
住みやすい土地とは、毎日の暮らしが自然と楽になる土地。
私は、それが本当に価値のある土地だと考えています。
ありがとうございます。
今回は土地編の中でも「資産価値」と「現地確認」をテーマにします。
この2つは、不動産会社では意外と深く説明されない内容です。しかし、住宅会社として24年以上、そして宅地建物取引士として土地売買に携わってきた経験から言えることがあります。
「土地は買うときより、住み続けることを考えて選ぶこと」が何より重要です。
















