「せっかく新築するなら、照明もエアコンも鍵も全部スマート化した方が便利ですよね?」
スマートフォンや音声操作で、
照明をつける。
エアコンを操作する。
玄関を施錠する。
カーテンを開閉する。
外出先から設備を確認する。
こうしたスマートホーム設備は、暮らしを便利にしてくれます。
しかし、
「新しい設備だから、とりあえず付ける」
という考え方には注意が必要です。
住宅は30年、40年と使いますが、電子機器や通信サービスは住宅より早く変化する可能性があるからです。
まず「何を便利にしたいか」を決める
例えば、
帰宅時に玄関を簡単に開けたい。
外出先からエアコンを操作したい。
寝室から照明を消したい。
防犯カメラを確認したい。
目的が明確なら、スマート化する価値があります。
反対に、
「スマートホームにしたい」こと自体が目的
になると、ほとんど使わない機能が増えることがあります。
スマートロックは家族全員が使える?
スマートフォンで玄関を解錠できる。
とても便利です。
しかし、
子ども。
高齢の家族。
スマートフォンを持たない人。
がどうやって出入りするのかも考えます。
設備は、
一番詳しい人だけが使えるのではなく、家族全員が使えること
が重要です。
Wi-Fiが止まったらどうする?
スマートホーム機器の中には、ネットワークや専用アプリなどを利用するものがあります。
そのため、
通信障害。
ルーター交換。
スマートフォン変更。
サービス変更。
などが起きたときにどうなるのか確認します。
スマートホームとWi-Fi・LAN計画はセット
で考える必要があります。
アプリが増えすぎることも
照明はA社。
エアコンはB社。
玄関はC社。
防犯カメラはD社。
それぞれ別アプリ。
となると、
便利にするための設備なのに操作が複雑
になる可能性があります。
どこまで一括操作できるのかも確認します。
手動操作を残しておく
スマート化しても、
普通のスイッチ。
リモコン。
鍵。
などで操作できれば安心です。
特に、
照明。
玄関。
エアコン。
など毎日使う設備は、
スマート機能が使えないと何もできない状態にしない
という考え方も大切です。
10年後も同じサービス?
住宅は長期間使います。
一方で、
アプリ。
通信規格。
クラウドサービス。
スマート機器。
は変化する可能性があります。
だから、
「今できること」だけでなく、「機器を交換しやすいか」
まで考えます。
コンセント・配線を準備する方が重要な場合も
今すぐ全部スマート化しなくても、
将来、
防犯カメラ。
電動カーテン。
ネットワーク機器。
などを追加できるよう、
電源。
配線。
空配管。
を検討しておく方法があります。
将来スマート家電が増えることを考えて電気計画を行うことが重要とされています。
よくある失敗例
新築時に、
照明。
玄関。
カーテン。
家電。
を積極的にスマート化。
最初は楽しかった。
しかし、
アプリが複数。
家族は使い方を覚えない。
数年後に機器交換も必要になった。
結局、
よく使う機能は玄関と照明だけだった。
チェックポイント
- スマート化する目的は明確か
- 本当に毎日使う機能か
- 家族全員が操作できるか
- 手動操作もできるか
- 通信障害時でも使えるか
- アプリが増えすぎないか
- Wi-Fi環境は十分か
- 将来機器を交換できるか
- サービス終了時の対応を確認したか
- 将来用の電源・配線を考えたか
まとめ
スマートホームで重要なのは、
機能の多さではありません。
「便利そうだから全部付ける」
ではなく、
毎日の面倒を何個減らせるか
で考える。
そして住宅より電子機器の方が早く変わることを前提に、
交換できる・普通にも使える・将来追加できる
設計にしておく。
だから、
「何がスマホでできますか?」だけではなく、「10年後にこの機器がなくなったらどう交換しますか?」
まで確認する。
最新設備に合わせた家ではなく、設備が変わっても対応できる家。
それが、スマートホームで後悔しないポイントです。
















