「子育て住宅なら、リビングに造作のスタディカウンターを付けた方がいいですか?」
モデルハウスやSNSでよく見る、
造作スタディカウンター。
子どもの宿題。
PC。
読書。
家計管理。
などに使えて便利そうです。
でも、
子育て家庭だから必ず必要な設備ではありません。
特に造作カウンターは簡単に動かせないため、
10年後・20年後まで使えるか
を考えて決めます。
まずダイニングテーブルではダメなのか?
子どもの宿題が、
1日30分程度。
食事時間と重ならない。
なら、ダイニングテーブルで十分な場合があります。
専用カウンターをつくる前に、
「本当に専用の場所が必要?」
を考えます。
専用カウンターが便利な家庭
例えば、
兄弟が毎日勉強する。
オンライン学習をする。
親も在宅ワークで使う。
ダイニングテーブルを常に片付けておきたい。
という家庭なら、専用スペースの価値は高くなります。
一番注意したいのが奥行き
スタディカウンターでは、
幅ばかり注目しがちです。
でも実際には、
奥行きが重要です。
ノート。
教科書。
タブレット。
PC。
を置いたとき、
本当に使えるか確認します。
浅すぎると教科書が置けない
おしゃれに見せるために、
細いカウンター。
でも、
ノートを開く。
その奥に教科書。
するとスペース不足。
結果、
ダイニングテーブルで宿題。
ということもあります。
幅も「人数」で考える
兄弟2人が並ぶなら、
机だけでなく、
椅子。
教材。
肘。
のスペースが必要です。
単純に、
「幅1.8mだから2人用」
とは考えず、実際に座る人数から確認します。
椅子を引くスペースを忘れない
カウンター奥行きは十分。
でも後ろが通路。
椅子を引くと、
廊下をふさぐ。
家族が通れない。
という失敗があります。
机+椅子+後ろの通路
まで図面に入れます。
子どもの後ろを人が通らない?
勉強中、
後ろを家族が何度も通る。
冷蔵庫へ。
洗面へ。
玄関へ。
落ち着きにくい子もいます。
カウンターを配置するときは、
家族の主要動線から少し外す
ことも検討します。
コンセントは机の上側にも
タブレット。
PC。
デスクライト。
充電器。
などを使います。
机の下にしかコンセントがないと、毎回潜ることになります。
何をどこで充電するか
からコンセント位置を決めます。
配線穴も考える
PC。
モニター。
プリンター。
などを将来使うなら、
配線が机の上を横切らないよう、
配線孔。
コンセント。
LAN。
などを考える方法があります。
収納がないカウンターは散らかりやすい
机だけ造作。
でも、
教科書。
文房具。
プリント。
収納なし。
結果、
カウンターの上が物置。
となります。
カウンター+収納
をセットで考えます。
固定棚をつくりすぎない
小学1年生の教材に合わせた収納。
でも中学生になると教科書サイズや量が変わる。
PCも使う。
だから、
可動棚など、成長に対応できる収納
が便利です。
高さも確認する
造作カウンターは高さが固定されます。
小学1年生。
高校生。
大人。
では体格が違います。
椅子で調整する方法もありますが、
子ども専用寸法にしすぎない
こともポイントです。
市販デスクという選択もある
造作カウンターは、
見た目がすっきり。
空間に合わせられる。
というメリットがあります。
一方、市販デスクなら、
移動。
買い替え。
高さ変更。
ができます。
子どもの成長に合わせやすいのは家具のメリットです。
子どもが使わなくなった後は?
10年後。
子どもは自室で勉強。
スタディカウンターを使わない。
そのとき、
在宅ワーク。
家計管理。
読書。
趣味。
充電スペース。
などに使えるようにしておけば無駄になりにくくなります。
よくある失敗例
「子育て住宅にはスタディカウンター」
と思い、大きな造作カウンターを設置。
でも奥行きが浅く、教科書とノートを広げにくい。
椅子を引くと通路も狭い。
数年後には子どもが自室で勉強。
結果、
郵便物とバッグの物置スペース
になった。
チェックポイント
- ダイニング学習ではダメか検討したか
- 毎日どのくらい使うか
- 何人で使うか
- 必要な幅を確認したか
- 奥行きを確認したか
- 椅子を引けるか
- 後ろの通路を邪魔しないか
- コンセント・LANを考えたか
- 学用品収納を近くに設けたか
- 10年後の使い方を考えたか
まとめ
スタディカウンターは、
「子どもの勉強机をつくる」だけで考えないこと。
子どもが使う期間。
大人が使う期間。
を合わせれば、20年以上使う可能性があります。
だから住宅会社へ、
「スタディカウンターをつけてください」ではなく、「ノート・教科書・タブレットを実際に置いた寸法で、椅子を引いた状態まで図面に入れてください」
とお願いする。
さらに、
「子どもが自室で勉強するようになったら、ここを何に使いますか?」
まで考える。
子ども専用の造作家具ではなく、家族が長く使えるワークスペースとしてつくる。
これがスタディカウンターで後悔しないポイントです。
















