「ゴミ箱を勝手口の近くに置けば、ゴミ出しはラクになりますか?」
ゴミ出しというと、
キッチンのゴミ箱→外
だけを考えがちです。
でも実際には、
キッチン。
洗面。
トイレ。
子ども部屋。
寝室。
リビング。
など、家のいろいろな場所からゴミが出ます。
さらに、
可燃ゴミ。
ペットボトル。
缶。
びん。
段ボール。
など分別もあります。
だからゴミ出し動線で重要なのは、
「ゴミ箱をどこに置くか」だけでなく、「家中のゴミを集めて、保管して、収集場所まで持っていく」まで考えること
です。
ゴミ出しは3段階で考える
ゴミの流れを分解すると、
① ゴミが出る
↓
② 一時的に保管する
↓
③ 収集場所へ持っていく
となります。
この3つをつなげると、ゴミ出しがラクになります。
まず「どこでゴミが出る?」を書き出す
例えば、
キッチン
→ 生ゴミ・食品包装
洗面
→ ティッシュ・消耗品
トイレ
→ ペーパー芯など
子ども部屋
→ 紙・小物
リビング
→ お菓子袋・ティッシュ
です。
全部を一つのゴミ箱へ捨てに行く必要はありません。
小さなゴミ箱を分散させる?
各部屋にゴミ箱を置けば便利です。
でもゴミの日には、
全部のゴミ箱を回収する家事
が発生します。
例えば4LDKで、
LDK。
寝室。
子ども部屋2室。
洗面。
トイレ。
と6個あれば、ゴミの日に6か所回ります。
ゴミ箱を減らす方法もある
例えば、
1階
→ キッチン・LDK共用
洗面・トイレ
→ 共用
2階
→ 廊下に1か所
など、
家族が使いやすい範囲でゴミ箱を集約
する方法があります。
回収する場所を減らせます。
子ども部屋にゴミ箱は必要?
小さいうちは、
リビング中心。
子ども部屋でゴミがほとんど出ない。
なら、最初から各部屋にゴミ箱を置く必要はないかもしれません。
中高生になって必要になったら追加する方法もあります。
ゴミの「仮置き場」が重要
可燃ゴミは収集日まで。
ペットボトル。
缶。
びん。
段ボール。
は、さらに長く保管することがあります。
だから、
ゴミを捨てる場所+収集日まで置いておく場所
を考えます。
資源ゴミは意外と場所を取る
ペットボトル。
牛乳パック。
食品トレー。
缶。
びん。
段ボール。
子育て家庭では食品購入量も多く、資源ゴミが増えやすくなります。
キッチンの小さなゴミ箱だけでは足りないことがあります。
段ボールはどこに置く?
ネット通販。
宅配。
まとめ買い。
などで段ボールが増えます。
たたんだ段ボールを、
玄関。
パントリー。
収納。
どこに一時保管するのか。
これも決めておきます。
ゴミを外へ置けばいい?
屋外のゴミストッカーを使う方法もあります。
室内にゴミをためたくない家庭には便利です。
ただし、
雨。
風。
動物。
虫。
ニオイ。
防犯。
なども考え、適切な容器・場所を検討します。
勝手口があれば便利?
キッチン。
↓
勝手口。
↓
外ゴミ置場。
確かに短い動線です。
ただし、
ゴミ出しのためだけに勝手口が本当に必要か
は考えたいところです。
勝手口にもコストがある
勝手口をつくれば、
建具。
鍵。
網戸等。
掃除。
開口部。
が増えます。
ゴミ出しが週2回程度なら、
玄関からでも十分な家庭があります。
玄関から出しても問題ないケース
キッチン。
↓
玄関。
↓
ゴミ収集場所。
が近い。
朝の出勤時にそのまま持っていく。
なら、
ゴミ出し専用の勝手口をつくらなくてもいい
可能性があります。
出勤動線と合わせる
例えば朝、
バッグを持つ。
↓
玄関。
↓
ゴミ袋を取る。
↓
車へ。
↓
途中でゴミ出し。
この流れなら、ゴミ出しのための特別な動線が必要ない場合があります。
ゴミ袋をどこに収納する?
ゴミ箱はキッチン。
でも替えのゴミ袋はパントリー奥。
袋交換のたびに取りに行く。
これも小さな家事です。
ゴミ箱+替え袋
を近くにします。
ゴミ箱を洗う場所も考える
ゴミ箱が汚れた。
どこで洗う?
キッチンシンク?
外水栓?
浴室?
大きなゴミ箱なら、屋外で洗える場所があると便利な場合があります。
生ゴミ処理機を使うなら?
家庭によっては、
生ゴミ処理機。
コンポスト。
などを検討することがあります。
その場合、
電源。
設置場所。
排出物の処理。
などを確認します。
ゴミ出しルートに段差はない?
重いゴミ袋を持って、
階段。
狭い通路。
段差。
を通る。
毎週繰り返すなら負担になります。
ゴミ出しも、
重い物を持つ家事動線
として確認します。
収集場所まで考える
敷地のどちら側に道路がある?
ゴミ収集場所はどちら?
駐車場は?
玄関は?
例えばゴミ置場が家の東側なのに、勝手口を西側につけても効果は小さいですよね。
家の中だけでなく敷地まで含めて考える
ことが重要です。
よくある失敗例
「ゴミ出しがラクだから」
とキッチンに勝手口を設置。
でも実際のゴミ収集場所は玄関側。
結局、勝手口から出て家の外を回るより玄関から出た方が早い。
さらに資源ゴミや段ボールの保管場所もない。
「勝手口ではなく、ゴミが出てから収集場所まで全部考えればよかった」
と感じた。
チェックポイント
- 家のどこでゴミが出るか
- ゴミ箱を何個置くか
- ゴミ回収の手間を考えたか
- 分別種類を確認したか
- 資源ゴミの保管場所があるか
- 段ボール置場があるか
- 替えゴミ袋を近くに置けるか
- 勝手口が本当に必要か
- 玄関から出す方法と比較したか
- 収集場所までのルートを確認したか
まとめ
ゴミ出しがラクな間取りとは、
「キッチンに勝手口がある家」ではありません。
本当に考えたいのは、
ゴミが出る
↓
分別する
↓
保管する
↓
まとめる
↓
家の外へ出す
↓
収集場所へ持っていく
まで。
住宅会社へ、
「ゴミ出し用の勝手口をつけてください」ではなく、「家中のゴミを集めてから実際のゴミ収集場所まで、ゴミ袋を持って何歩・何枚のドアを通りますか?」
と確認する。
ゴミ箱の位置ではなく、ゴミの最終出口まで設計する。
これが、ゴミ出しをラクにする間取りのポイントです。
















