よくある質問

キッチンからリビング全体が見えたほうがいい?

 

「小さい子どもがいるなら、キッチンからリビング全体を見渡せる方が安心ですよね?」

子育て中は、

料理をしている時間にも、

子どもは、

遊ぶ。

宿題する。

テレビを見る。

兄弟でケンカする。

ことがあります。

そのため、

キッチンからLDKを見渡せる間取り

は便利です。

ただし、

「家中すべて見える間取り」にする必要はありません。

大切なのは、

子どもがよく過ごす場所を必要な時期に見守れること

です。

まず「どこを見たい?」を決める

例えば、

リビング。

畳コーナー。

スタディスペース。

庭。

ダイニング。

全部を完璧に見渡す必要があるでしょうか?

子どもが小さい時期なら、

主に遊ぶ場所

が見えれば十分な場合があります。

キッチンからリビングが見えるメリット

料理。

子どもの様子を見る。

また料理。

と、家事を止めずに見守りやすくなります。

特に乳幼児期には、

親の安心感

につながることがあります。

「見える」と「安全」は別

ここは重要です。

キッチンから子どもが見える。

だから安全。

とは限りません。

階段。

家具。

窓。

コンセント。

キッチン。

浴室。

などには、それぞれ安全対策が必要です。

見守りは安全対策の代わりではありません。

死角を確認する

図面ではオープンLDK。

でも、

ソファ。

ダイニング家具。

腰壁。

キッチン収納。

を置いたら、子どもの遊び場が見えない。

ということがあります。

だから、

家具を配置した状態でキッチンからの視線を確認

します。

ソファの高さでも変わる

キッチンから子どもを見る。

でもソファの背が高い。

床で遊んでいる幼児が見えない。

ということがあります。

間取りだけでなく、

家具の高さ

も関係します。

畳コーナーとの相性

赤ちゃんのお昼寝。

おむつ替え。

小さな子どもの遊び場。

として畳コーナーを使うなら、

キッチンから見える位置にすると便利です。

庭まで見えると便利?

子どもが庭で遊ぶ。

親はキッチン。

大きな窓越しに様子を確認できる。

という間取りもあります。

ただし、

窓があるから安全という意味ではありません。

小さな子どもの屋外活動には、年齢や状況に応じた見守りが必要です。

スタディスペースも見える?

小学生になると、

遊び場より、

宿題する場所。

を見たい。

という家庭もあります。

つまり、

子どもの成長によって「見たい場所」が変わる

ということです。

0〜5歳と10歳では違う

乳幼児
→ 遊び場を見たい

小学生
→ 宿題を見たい

中学生
→ 必ずしも常に見られたくない

だから、

幼児期の見守りだけで30年間のLDKを決めない

ことが重要です。

オープンすぎるLDKのデメリット

キッチンから全部見える。

ということは、

リビングからも、

キッチンが全部見える。

ということです。

シンク。

洗い物。

調理器具。

ゴミ箱。

などの生活感も見えやすくなります。

来客からの視線も考える

玄関。

LDK。

キッチン内部まで一直線。

では、来客時にキッチンが丸見えになることがあります。

見守りのための開放感と、

生活感をどこまで隠すか

のバランスを考えます。

手元だけ隠す方法もある

キッチン前に、

少し高めのカウンター。

腰壁。

などを設ければ、

子どもの様子は見える。

でもシンクの中は見えにくい。

というつくり方もできます。

フルフラットキッチンとの違い

フルフラットなら、

視界が広がりやすい。

家族で作業しやすい。

一方、

キッチン天板上の物もリビングから見えやすくなります。

毎日天板をきれいに保つ生活が自分たちに合うかも考えます。

子どもから親が見えることも大切

見守りは、

親→子ども

だけではありません。

小さな子どもにとって、

遊びながら親の姿が見える。

声が聞こえる。

という配置もあります。

キッチンから見えるだけでなく、

子どもの場所から親が見えるか

も確認します。

家族がいつも同じ空間にいる必要はない

オープンLDKだけでは、

テレビ。

遊び。

宿題。

在宅ワーク。

が全部同じ空間。

音がぶつかることがあります。

少しこもれる、

スタディスペース。

畳コーナー。

ワークスペース。

などがあると、家族が同じLDK周辺にいながら別のことをしやすくなります。

「見える」より「気配が分かる」

子どもが成長したら、

常に真正面から見える必要はありません。

声。

足音。

出入り。

など、

家族の気配が自然に分かる距離

の方が暮らしやすいこともあります。

よくある失敗例

「子どもを見守りたい」

と、完全オープンなLDK。

幼児期は便利。

でも数年後、

子どもはテレビ。

もう一人は宿題。

父親は在宅ワーク。

母親は料理。

音も視線も全部一緒。

さらに来客からキッチンも丸見え。

「全部見えることより、必要な場所だけ見える間取りにすればよかった」

と感じた。

チェックポイント

  • キッチンから何を見たいか決めたか
  • 子どもの遊び場が見えるか
  • 家具を置いた後も見えるか
  • ソファで死角ができないか
  • スタディスペースが見えるか
  • 子ども側から親が見えるか
  • キッチンの生活感が見えすぎないか
  • 来客からの視線を考えたか
  • 子どもの成長後を考えたか
  • 少しこもれる場所もあるか

まとめ

子育て中は、

キッチンから子どもの様子が分かる間取りは便利です。

でも、

「リビング全部が見えること」を目的にしないこと。

大切なのは、

乳幼児期は遊び場。

小学生になったら学習場所。

成長したら家族の気配。

というように、

見守り方も変化すること。

住宅会社へ、

「キッチンからリビング全体が見えるようにしてください」ではなく、「ソファ・ダイニング・おもちゃ収納まで配置した状態で、キッチンに立った目線から何が見えるか確認してください」

とお願いする。

そして、

子どもの目線からもキッチンにいる親がどう見えるか

を確認する。

全部を監視できる家ではなく、家事をしながら家族の気配を自然に感じられる家。

これが、子育て家庭のLDKで長く使いやすい見守り設計のポイントです。

 

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