よくある質問

エコキュートって何?なぜ電気代を抑えやすいの?

「オール電化ならエコキュートと言われましたが、普通の電気温水器とは何が違うんですか?」

新築住宅の給湯設備でよく採用される、

エコキュート。

お風呂。

シャワー。

キッチン。

洗面。

などで使うお湯をつくる設備です。

「電気でお湯を沸かす設備」

と思われがちですが、一般的な電気ヒーターで直接お湯をつくる方式とは仕組みが違います。

ポイントは、

ヒートポンプ

です。

エコキュートの正式名称は?

エコキュートは一般に、

自然冷媒CO₂ヒートポンプ給湯機

と呼ばれる給湯設備です。

簡単に言えば、

空気が持っている熱を利用してお湯をつくる設備

です。

エアコンと同じく、ヒートポンプの仕組みを利用しています。

空気の熱でお湯をつくるってどういうこと?

エコキュートは、

屋外の空気から熱を集める。

冷媒を使って熱を移動させる。

水を温める。

つくったお湯をタンクへためる。

という仕組みです。

つまり、

電気だけを直接熱に変えてお湯をつくるのではなく、電気を使って空気中の熱を移動させる

という考え方です。

COPって給湯器にもあるの?

給湯設備でも同じように、

使った電力に対して、どの程度の熱を得られるか

という効率の考え方があります。

ヒートポンプは外気の熱を利用するため、電気ヒーター式と比べて少ない電力量でお湯をつくりやすいのが特徴です。

エコキュートは「お湯をためる」

ガス給湯器などとの大きな違いの一つが、

貯湯タンク

です。

エコキュートは、お湯をつくってタンクへため、必要なときに利用します。

そのため、

370L。

460L。

など、タンク容量が表示されています。

370Lなら370Lしかお湯を使えない?

ここは少し違います。

タンクには高温のお湯をため、それを水と混ぜながら適温にして使用する仕組みがあります。

そのため、

370Lタンク=40℃のお湯を370Lだけ使える

という単純な意味ではありません。

実際に使える湯量は、

貯湯温度。

水温。

設定温度。

使用状況。

などによって変わります。

タンクは大きければ安心?

家族4人だから460L。

大きい方が安心。

と単純には決めません。

タンクを大きくすれば設置スペースも必要です。

また家庭の、

人数。

シャワー時間。

湯船。

朝の使用量。

生活時間。

などによって必要量は違います。

家族人数+実際のお湯の使い方

から選びます。

「湯切れ」って何?

タンクにためたお湯を大量に使い、必要なお湯が不足する状態を一般に湯切れと呼びます。

例えば、

来客が多い。

家族全員が長時間シャワー。

朝も大量にお湯を使う。

という場合。

機種によっては必要に応じて追加で沸き上げますが、その時間帯の電気を使用することになります。

だから、

普段の使用量に合った容量選び

が重要です。

太陽光があるなら昼間に沸かす?

従来は、電気料金プランなどを踏まえて夜間に沸き上げる使い方が一般的でした。

一方、太陽光発電がある住宅では、

昼間の余剰電力を利用してお湯をつくる

という考え方もあります。

太陽光は売電だけではなく、

自家消費

という視点が重要です。

お湯は「熱の蓄電池」のようにも考えられる

太陽光で発電。

エコキュートでお湯をつくる。

タンクへためる。

夜のお風呂で使う。

このように、

電気そのものを蓄電池へためるのではなく、

お湯という熱エネルギーとして昼間の太陽光を活用する

考え方もできます。

設置場所も重要

エコキュートには、

貯湯タンク。

ヒートポンプユニット。

があります。

そのため外部に一定の設置スペースが必要です。

隣地境界。

窓。

通路。

駐車場。

外構。

などとの関係を確認します。

ヒートポンプユニットには音がある

エコキュートも機械です。

ヒートポンプユニットには、

ファン。

コンプレッサー。

などがあります。

特に夜間運転する場合、

自宅・隣家の寝室窓との位置関係

には配慮したいところです。

設置条件や運転音は採用機種で確認します。

よくある失敗例

「4人家族だからこのエコキュートで大丈夫」

と言われ、そのまま採用。

しかし、

普段のお湯使用量。

太陽光との連携。

設置場所。

運転時間。

については考えていなかった。

完成後、

「給湯器の商品を選ぶだけでなく、いつ・どれだけお湯をつくるかまで考えればよかった」

と感じた。

チェックポイント

  • ヒートポンプの仕組みを理解したか
  • タンク容量を確認したか
  • 家族のお湯使用量を考えたか
  • 湯切れ時の動作を確認したか
  • 沸き上げ時間を確認したか
  • 電気料金プランとの関係を考えたか
  • 太陽光との連携を検討したか
  • 設置スペースを確認したか
  • 運転音を確認したか
  • 将来の交換スペースを確保したか

まとめ

エコキュートは、

電気を直接熱に変えるだけではなく、ヒートポンプで空気中の熱を利用してお湯をつくる給湯設備

です。

そして、

つくったお湯をタンクへためて使います。

だから重要なのは、

「何Lのエコキュートですか?」だけではありません。

家族が、

いつ。

どれくらい。

お湯を使うのか。

さらに太陽光があるなら、

いつお湯をつくるのが合理的なのか

まで考える。

住宅会社へ、

「370Lですか?460Lですか?」ではなく、「わが家の使用量なら、なぜこの容量が適切なのですか?」

と聞いてみる。

給湯器の容量ではなく、家族のお湯の使い方から設備を選ぶ。

これがエコキュート選びの基本です。

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