「リビングのエアコンをテレビの上に付けると、何か問題がありますか?」
間取りを作っていると、
窓。
収納。
カーテン。
家具。
などによって、エアコンを設置できる壁が限られてきます。
その結果、
「テレビの上なら空いているから、ここにエアコンを付けよう」
となることがあります。
しかし、
テレビなどの電子機器の真上へのエアコン設置は、できるだけ避けて検討したい配置です。
理由① 万一の水漏れリスク
エアコンは冷房・除湿運転をすると、内部で結露水が発生します。
通常はドレンホースを通して屋外へ排水します。
しかし、
ドレンホースの詰まり。
汚れ。
施工状態。
部品の不具合。
などによって、万一室内側へ水が漏れる可能性もあります。
テレビの真上にエアコンがあれば、
水漏れしたときにテレビなどの電子機器へ影響する可能性があります。
理由② エアコンの掃除・修理
エアコンは設置したら終わりではありません。
フィルター清掃。
内部清掃。
修理。
そして将来の交換。
が必要になります。
テレビの真上に設置すると、作業時にテレビを移動する必要が出るなど、
メンテナンスしにくい配置
になることがあります。
理由③ テレビとエアコンを同じ壁に集中させすぎる
テレビまわりには、
テレビ本体。
テレビボード。
コンセント。
LAN。
ゲーム機。
レコーダー。
スピーカー。
など、さまざまな設備が集まります。
さらにエアコンまで配置すると、
一つの壁に設備が集中
します。
新築ではテレビだけでなく、
壁全体をどう使うのか
で考えることが大切です。
理由④ 風の方向も確認する
エアコンは、
付けられる場所ではなく、空気を届けたい方向
から位置を考えます。
テレビの上に付けた結果、
冷暖房した空気がLDK全体へ届きにくい。
ソファへ風が直接当たる。
ということも考えられます。
エアコン位置は、
テレビ位置。
ソファ位置。
ダイニング。
キッチン。
まで入れて確認します。
よくある失敗例
間取りを優先して決め、
最後にエアコン位置を検討。
空いている壁がなく、
テレビの真上へ設置。
入居後、
掃除しにくい。
修理するときテレビが邪魔。
万一の水漏れも心配。
「間取りと一緒にエアコン位置を決めればよかった」
となってしまった。
原因
エアコンを間取り完成後に考えてしまったことです。
後悔しないためのチェックポイント
- テレビの真上を避けられないか
- 水漏れ時の影響を考えたか
- 掃除しやすいか
- 修理・交換しやすいか
- 風がLDK全体へ届くか
- ソファへ直接風が当たらないか
- 室外機までの配管を考えたか
- 間取り段階で位置を決めたか
まとめ
テレビの上にエアコンを設置できない、ということではありません。
しかし、
水漏れリスク。
メンテナンス。
設備の集中。
風の流れ。
まで考えると、
可能であればテレビなど電子機器の真上は避けて計画したい場所
です。
大切なのは、
「余った壁にエアコンを付ける」のではなく、「エアコン位置まで含めて間取りを作ること」。
これが、完成後にエアコン位置で後悔しないポイントです。
















