「リビングの前にウッドデッキを作れば、休日に家族で使えていいですよね?」
注文住宅の施工事例を見ると、
大きなリビング窓。
その先にウッドデッキ。
庭で遊ぶ子ども。
休日には家族でBBQ。
とても魅力的に見えます。
室内と庭をつなぐ場所として、ウッドデッキには大きなメリットがあります。
しかし、
「新築したらウッドデッキが欲しい」という憧れだけで作ると、思ったほど使わないことがあります。
既存Q1でも、家づくりでは図面や見た目だけでなく、実際の暮らしを具体的に想像することが重要とされています。
まず「何をする場所か」を決める
ウッドデッキを作る前に、
何に使うのかを考えます。
洗濯物を干す。
子どもを遊ばせる。
BBQ。
朝食。
コーヒー。
家庭菜園。
ペットと過ごす。
目的によって、
必要な広さ・位置・屋根の有無が変わります。
狭すぎると何もできない
見た目のアクセントとして、
奥行きの小さなウッドデッキを作ることがあります。
しかし、
テーブル。
椅子。
BBQ用品。
子どものプール。
などを置くと、人が通れない。
これでは、
「あるけれど使えないデッキ」
になってしまいます。
実際に置きたい物を図面へ配置して確認します。
逆に大きすぎても使わない
「せっかくなら広く」
と大きなデッキを作っても、使用頻度が低ければもったいなくなります。
ウッドデッキを広くした分、
庭が狭くなる。
外構費が上がる。
掃除する面積も増える。
ということもあります。
何人で何をするかから必要な大きさを決める
ことが大切です。
夏は暑くて使えない?
日当たりの良い南側へウッドデッキ。
冬や春は気持ちよく使えても、
真夏は、
強い日射。
床面の熱。
などで使いにくく感じる場合があります。
だから、
ウッドデッキ+日除け
まで考えます。
軒。
庇。
シェード。
タープ。
など、住宅に合った方法を検討します。
雨の日はどうする?
屋根のないデッキなら、雨の日には使いにくくなります。
テーブルや椅子を置きっぱなしにするなら、
雨に濡れても大丈夫なのか。
毎回片付けるのか。
も考えます。
「晴れた休日の写真」だけではなく、
雨の日・真夏・冬まで想像すること
が重要です。
外から丸見えだと使わなくなる
ウッドデッキを作ったものの、
道路。
隣家。
駐車場。
から丸見え。
すると、
「外でコーヒーを飲もう」
と思っても、人の視線が気になります。
屋外空間もプライバシー設計が重要です。
フェンス。
植栽。
建物配置。
まで一緒に考えます。
リビングとの段差も確認する
リビングからデッキへ出るとき、
大きな段差がある。
サッシ部分をまたぐ。
という場合。
小さな子ども。
高齢者。
荷物を持っているとき。
には使いにくくなる可能性があります。
室内から外へ自然に出られるか
も確認します。
天然木か人工木か
ウッドデッキには、
天然木。
人工木。
などがあります。
見た目。
触り心地。
耐久性。
表面温度。
メンテナンス方法。
費用。
など、それぞれ特徴があります。
「ウッドデッキ」という名前だけで決めず、
素材の特徴まで理解して選ぶ
ことが重要です。
掃除・メンテナンスも必要
屋外なので、
砂。
落ち葉。
泥。
苔。
などが付く可能性があります。
デッキの下に落ち葉が入った場合、
掃除できるか。
排水できるか。
まで考えておきます。
子どもが使う期間も考える
「子ども用プールを出したい」
という目的で大きなデッキ。
とても便利です。
しかし子どもがプール遊びをする期間は限られます。
その後、
夫婦で使う。
洗濯物を干す。
庭との通路にする。
など、
子どもが成長した後の用途
まで考えておくと無駄になりにくくなります。
よくある失敗例
SNSで見た、
大きなウッドデッキのある家に憧れて採用。
「休日はここでBBQ」
と思っていた。
しかし、
夏は暑い。
道路から見える。
テーブルを出すのも片付けるのも面倒。
BBQは年に数回。
数年後には、
ほとんど外へ出なくなってしまった。
原因
ウッドデッキで過ごす「理想の休日」だけを想像し、365日の実際の使い方を考えなかったことです。
後悔しないためのチェックポイント
- 何のために作るか
- 年間何回くらい使うか
- 何人で使うか
- テーブル・椅子を置けるか
- 夏の日除けを考えたか
- 雨対策を考えたか
- 道路・隣家から見えないか
- リビングから出やすいか
- 素材・メンテナンス方法を確認したか
- 子どもの成長後も使えるか
まとめ
ウッドデッキは、
作ることが目的ではありません。
大切なのは、
そこで、
何をするのか。
何回使うのか。
誰と過ごすのか。
です。
SNSは参考資料として使えても、他の家庭の暮らしをそのまま自分たちへ当てはめるのは危険です。
だから、
「ウッドデッキは何畳にしますか?」ではなく、「休日、本当にここで何をしますか?」
と考える。
写真映えするデッキではなく、
家族が実際に外へ出たくなるデッキ。
それが、ウッドデッキで後悔しないポイントです。
















