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建て替えに伴う「2回の引越し(実家→仮住まい、仮住まい→新居)」の費用は?

建て替えの場合、住み替えとは異なり「引越しが合計2回」発生するため、費用も単純に2倍になります。資金計画の中で引越し代を低く見積もっていると、最後の新居入居時に予算オーバーで頭を抱えることになります。2回合計の費用相場と、数十万円単位でコストを削ぎ落とすためのプロとの交渉術を徹底伝授します。

  • 建て替えの「2回引越し」のリアルな総額相場

シニア夫婦(2人暮らし・荷物多め)が、同一市区町村内(移動距離10km圏内)で建て替える場合の一般的な費用目安は以下の通りです。

    • 1回目(実家→仮住まい): 約10万〜15万円(荷物の半分を倉庫に預ける場合、倉庫への運搬・保管料として別途5万〜10万円加算)
    • 2回目(仮住まい→新居): 約10万〜15万円(倉庫からの搬入を含む)
    • トータル総額:約25万〜40万円

これが、もし3月〜4月の「引越し業界の超繁忙期」に重なってしまうと、料金は通常の「2倍〜2.5倍」へと容赦なく跳ね上がります。1回の引越しだけで30万円、2回で60万円以上の大出費となり、老後資金に大打撃を与えます。

  • 一番の裏技:新築の工期を逆算し「3月・4月」に引越しを絶対にぶつけない

注文住宅のスケジュールは、ある程度コントロール可能です。ハウスメーカーとの契約前・設計段階から「引越しが3月・4月にかからないように工期を組んでほしい」と営業担当者に強くリクエストしてください。

例えば、5月に実家の引越し・解体を始めれば、11月〜12月の秋口に新居が完成し、2回とも「通常の閑散期料金(5月・11月)」で安く引っ越すことができます。逆に、秋に解体を始めて完成が3月になってしまうと、仮住まいからの退去引越し代が最高値になるため、完成をあえて2月に前倒しするか、5月まで引き渡しを伸ばすなどの調整を行う価値が十分にあります。

  • 引越し業者との見積もり交渉で大金を引き出す3つのテクニック
    1. 「建て替え一括プラン」として2回分の契約をエサに値引きを迫る

見積もりを取る際は、サカイ、アート、アリさんなどの大手3社ほどを自宅に呼び(訪問見積もり)、必ず「仮住まいへの往路と、新居への復路、2回分まとめてお宅にお願いするから、その分総額を安くしてほしい」と交渉します。業者側からすれば「2回分の売上が一気に確定する超優良顧客」となるため、単発で頼むよりも大幅なセット割引(一括値引き)を引き出しやすくなります。

    1. 「時間指定なし(フリー便)」をフル活用する

「朝9時に来てほしい」という指定を外して、業者の都合の良い時間に合わせる「フリー便」にするだけで、1回あたり2万〜4万円安くなります。シニア世代であれば、現役世代のように「会社の休日に急いで終わらせなければならない」という時間的制約が少ないはずです。丸一日引越し日に充てる心の余裕を持って、フリー便を選ぶのが賢明です。

    1. 他社の見積もりを必ずぶつける(相見積もりの徹底)

最初の1社目で決めてはいけません。「他社さんは2回総額で〇〇万円でやってくれると言っていますが、御社がこれより安くしてくれるなら今ここでサインします」という、いわゆる即決提示を行うことで、限界値引きを引き出すことができます。

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