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将来の車椅子リフト(昇降機)設置を見据えた「外構の余白」と先行電源プラン

【背景と概要】

敷地面積に限りがある街中の建て替えでは、前述した「6m〜7mもの長い車椅子スロープ」を敷地内に作ることが法律(建ぺい率や駐車スペースの兼ね合い)で物理的に不可能なケースが多々あります。その場合、新築時は通常の「バリアフリー階段(段高を低くした階段)」で外構を作らざるを得ませんが、重要なのは、将来本当に車椅子生活になった際、大がかりな外構の破壊工事をすることなく、わずか1日の工事で「電動車椅子リフト(段差解消機)」を後付けできるように、新築時から「外構の余白」と「電源」を仕込んでおく計画です。

【「電動段差解消機」とは何か?】

階段の横(または玄関ポーチの一部)に設置する、小型の垂直エレベーターのような機械です。車椅子のまま乗り込み、ボタンを押すとウィーンと50cmほど垂直に上昇して、玄関ドアと同じ高さまで車椅子を持ち上げてくれる福祉機器です。

【新築時に仕込んでおくべき「2つの先行投資」】

将来、このリフトをスムーズかつ安価に設置するために、新築の工事中にハウスメーカーに以下の2点をお願いしておきます。

  1. リフト設置用の平らな「コンクリート床(土間)」の確保:

玄関ポーチの横に、「約1,200mm×1,200mm(1.2メートル四方)」の平らなコンクリートスペースを、植栽(庭)にせず敢えて「余白」として残しておきます。ここが将来のリフトの設置土台になります。

  1. 屋外用の「専用防水コンセント(100Vまたは200V)」の先行配線:

リフトを動かすには電気が必要です。完成後に家の中から電線を引っ張ってくるのは大変な工事になるため、新築時に、その余白スペースの近くの壁に「将来の昇降機用」として、外用の防水コンセントを1つ設置しておきます。

これにかかる新築時の費用は1万〜2万円程度です。この先回りの配慮をしておくことで、10年後、20年後に必要になった際、外構を一切壊すことなく、安全なバリアフリーアクセスを即座に手に入れることができます。

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