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将来の医療費を劇的に削減!建築費(イニシャル)と健康長寿・医療費の生涯コスト比較

【背景と概要】

高性能健康住宅(高断熱・高気密・自然素材・第1種換気)の設計を進める際、避けて通れないのが「建築コスト(初期費用:イニシャルコスト)」の上昇です。一般的な建売住宅や格安ローコスト住宅に比べて、坪単価で15万〜25万円、総額で300万〜500万円程度の追加予算が必要になることがあります。ここで多くの人が「予算オーバーだから性能を落とそう」と妥協してしまいますが、これはライフサイクルコスト(生涯にかかる総費用)の観点から見ると大損失です。新築時に家の性能に投資することが、老後の「医療費」「介護費」「光熱費」をどれだけ劇的に削減し、結果としてトータルの生涯コストで数百万〜一千万円以上の「得」をもたらすかという、経済的ユニバーサルデザインのディテールを解説します。

【性能を落とした家(ローコスト住宅)が引き起こす「負の生涯コスト」】

初期費用を300万円ケチって、断熱性の低い(アルミサッシ・グラスウール10K・第3種換気の)家を建てた場合、以下のような見えない莫大なコストが老後に毎年発生します。

  1. 高い光熱費(電気代・ガス代):年間約10万〜15万円の赤字

断熱性が低いため、エアコンがフル稼働し続け、家全体の暖冷房費が跳ね上がります。30年間で「300万〜450万円」の余計な光熱費を電力会社に払い続けることになります。

  1. 医療費・お薬代の負担:年間約5万〜10万円の支出

室温低下による高血圧の治療費、風邪やインフルエンザ、喘息の通院費、ヒートショックによる脳卒中の入院・手術費(自己負担分)。シニア期30年間で「150万〜300万円」が医療費として消えていきます。

  1. 介護費用の発生(最悪のシナリオ):数百万円〜一千万円以上の損失

脳卒中や心筋梗塞で倒れ、一命を取り留めたものの片麻痺などが残り、そのまま要介護状態(寝たきり)になった場合、有料老人ホームへの入居や、自宅のバリアフリー介護リフォーム、毎月の介護サービス自己負担により、老後資金が一瞬で破綻します。

【結論:健康住宅への投資は、利回り10%以上の「最強の資産運用」】

最初に300万円を追加して「高性能健康住宅」を建てておけば、毎月の光熱費はアパート時代よりも安くなり(年間10万円以上の削減)、病気になりにくいため医療費は最小限に抑えられ、最期まで介護を受けずに自立して生きる「健康長寿(ピンピンコロリ)」の確率が跳ね上がります。建築費の上昇分は、わずか10〜15年程度で光熱費と医療費の削減分によって完全に回収(元が取れる)でき、それ以降の老後生活は毎年数十万円の「純貯金」を生み出し続ける計算になります。予算をかけるべきは、豪華なキッチンや大理石の壁(見た目の意匠)ではなく、目に見えない「構造・断熱・空気質(性能)」へ集中させることが、老後破産を防ぐ最高の安全対策です。

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