よくある質問

頭金を多く入れるのと現金を残すのはどちらがいい?

「住宅ローンの利息がもったいないので、現金はできるだけ頭金にしたほうが得ですよね?」

結論

必ずしも、

「頭金を多く入れる=一番得」ではありません。

頭金を増やせば借入額を減らせますが、

一度住宅へ入れた現金は、簡単には生活資金へ戻せません。

だから、

利息を減らすメリットと、現金を持っておく安心の両方

を比較します。

頭金を多く入れるメリット

主なメリットは、

住宅ローン借入額が減る。

毎月返済を抑えられる。

総利息を抑えられる可能性がある。

という点です。

現金を残すメリット

現金があれば、

教育費。

車の買替え。

急な生活費。

住宅設備の故障。

収入減少。

などへ対応できます。

「家はあるけど現金がない」に注意

住宅購入直後、

新築住宅は完成。

住宅ローンも問題なく返済。

でも預金がほとんどない。

という状態は、急な出費に弱くなります。

10年以内にも大きな支出はある

家だけを見ても、

エアコン。

給湯設備。

家電。

などが将来故障する可能性があります。

さらに、

車。

教育費。

など住宅以外の支出もあります。

住宅ローン金利との比較

頭金を入れることで減らせる利息がどの程度なのかを計算します。

例えば300万円を追加で頭金に入れた場合、

月々返済はいくら下がる?
総利息はいくら減る?

を具体的に確認します。

その効果と、

300万円を現金として持つ価値

を比較します。

※300万円は説明用の例です。

住宅ローン控除等も確認

住宅ローンに関連する税制優遇制度は、入居年・住宅性能・借入条件などによって適用条件が変わります。

そのため、

「頭金を入れれば必ず得」

と単純には判断せず、契約時点の制度を確認します。

繰上返済という方法もある

新築時に現金を全部頭金へ入れなくても、

入居後に家計が安定。

十分な貯金ができた。

一部繰上返済。

という方法もあります。

最初から使い切る必要はない

現金は、

後から住宅ローン返済へ回すことはできます。

しかし住宅へ入れた頭金を、

「教育費が必要だから返してください」

とは簡単にはできません。

この違いは重要です。

50代・60代ではさらに慎重に

建替えなどで50代・60代が住宅資金を使う場合は、

退職後の生活費。

介護。

住宅修繕。

なども考えます。

住宅ローンを減らすために老後資金を使いすぎないことが重要です。

チェックポイント

  • 頭金による利息削減額を計算したか
  • 入居後の現金を確保したか
  • 生活防衛資金を残したか
  • 教育費を残したか
  • 車の買替えを考えたか
  • 設備交換費を考えたか
  • 繰上返済も比較したか
  • 老後資金を使いすぎていないか

まとめ

頭金と現金で迷ったら、

「住宅ローンを最小にすること」だけを目的にしないこと。

考えるのは、

頭金を増やして返済を軽くする安心

と、

現金を残して予想外の支出に対応できる安心

の両方です。

住宅会社・金融機関には、

「頭金を多く入れたほうが得ですか?」ではなく、「頭金を増やした場合に減る利息と、手元資金が減る影響を両方比較してください」

と相談する。

住宅ローンを減らしすぎて、現金までなくさない。

家を建てた後も余裕を持って暮らせる資金配分にすることが重要です。

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